フリーランスエンジニアの末路は悲惨。こんな言葉を聞いたことがありませんか?
フリーランスエンジニアと聞くと高スキルを駆使しながら、自由に働いてお金を稼いでいるイメージがあります。
一方で挫折していくエンジニアも多いのではと思ってしまいますよね?
この記事ではフリーランスエンジニアに起こりえる末路を紹介、
併せて悲惨な末路を回避する方法についても解説しています。
フリーランスエンジニアの末路をリアルに想像できて回避する方法も知っておけば、挑戦する気持ちを後押しできるでしょう。
フリーランスエンジニアとして最初の一歩がなかなか踏み出せない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- フリーランスエンジニアの末路5選を紹介
- フリーランスエンジニアに適性がある人・適正がない人の特徴
- フリーランスエンジニアの末路を回避する方法8選について
- フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント3選
- フリーランスエンジニアになる前の注意点
フリーランスエンジニアの末路5選を紹介
それではさっそくフリーエンジニアに起こりえる末路5選を紹介していきます。その内容を次のBOXにまとめてみました。
- 収入が一定しない
- 責任はすべて自分が負う
- 過労で調子を崩しやすい
- 年齢が上がると仕事が取りにくくなる
- 老後資金の問題
いずれの問題も悲惨な末路になる可能性を秘めた内容です。くわしく見ていきましょう。
フリーランスエンジニアの末路①収入が一定しない
フリーランスエンジニアの収入は途切れる可能性があります。
案件を自分の手で探してこなければならないため、獲得に失敗すると仕事ができずに収入が入ってきません。
継続的に案件を獲得できないと収入が一定せず、精神的に疲弊していく可能性が高いです。
会社を辞めてまでフリーランスになったのに、苦労しながら収入が減ってしまう様子は悲惨な末路としか言いようがないです。
フリーランスエンジニアの末路②責任はすべて自分が負う
企業に所属していたときは周りに仲間がいて、お互いで失敗をリカバリーしていたと思います。
フリーランスエンジニアでは目の前にある業務を受け持つのは自分ひとり。
作業が予定通り進まなかったとしても、責任はすべて自分が負います。
ひとりでのリカバリーには限界があるため、仕事の進捗管理が重要です。
プレッシャーと闘いながら毎日仕事をこなしていては、安らぐ時間も少ないでしょう。
フリーランスエンジニアの末路③過労で調子を崩しやすい
責任はすべて自分で負わなければならないため、ミスがあるごとに肉体的・精神的に疲労が蓄積されていきます。
ただでさえエンジニアは激務と言われているのに、さらに疲労していては体調管理もままならないでしょう。
調子を崩しやすくなり、プライベートの時間は疲労回復へ当てることになります。
そのプライベートの時間も仕事へ充てなければならない状態になると、途方に暮れるしかありません。
フリーランスエンジニアの末路④年齢が上がると仕事が取りにくくなる
フリーランスエンジニアには、一種の年齢制限が存在します。
案件の条件欄に年代指定があることは珍しくなく、若い世代が集まる案件に年齢の高いエンジニアが加わることも稀です。
50代以降になると参画可能な案件はかなり減少します。
最新技術やトレンド技術を習得しようにも、高齢では難しいと感じるケースも多いでしょう。
年齢が上がると仕事が取りにくくなるのは、フリーランスエンジニアの末路として避けられない現象です。
フリーランスエンジニアの末路⑤老後資金の問題
老後資金と言うと年金や退職金を思い浮かべますが、フリーランスエンジニアだとどちらにも期待できません。
年金は貰える額が満額でも月6万5000円程度(2021年度)、退職金に関してはそもそも存在しません。
老後資金問題もフリーランスエンジニアとしては避けられない末路ですので、前もって別の対策を講じておく必要があります。
フリーランスエンジニアに適性がある人・適正がない人の特徴
フリーランスエンジニアとして悲惨な末路をたどる原因は本人の努力によるところが大きいですが、
フリーランス転向前に向き不向きが判断できればマイナスな未来も回避できそうです。
ここではフリーランスエンジニアに適性がある人・適正がない人の特徴について解説していきます。
フリーランスエンジニアに適性がある人の特徴
フリーランスエンジニアに適性がある人の特徴は以下になります。
- 自己管理ができる
- コミュニケーション能力に長けている
- つねに向上心を抱いている
- 小さな努力を積み重ねられる
フリーランスエンジニアにもっとも必要なのは自己管理能力と言えます。
スケジュール管理が正しくできれば無理のない仕事の遂行が可能です。
商談での交渉力や人脈形成に関わるコミュニケーション能力も必要でしょう。
エンジニアとしての向上心を失わず、小さな努力を続けられる人材がフリーランスに向いています。
稼ぐためには高いスキルが必要ですが、自己管理能力と向上心があればスキル取得も難しくないです。
フリーランスエンジニアに適性がない人の特徴
次にフリーランスエンジニアに適性がない人の特徴です。
基本的にはフリーランスエンジニアに適性のある人に対して反対側にいる人物となりますが、それ以外にもいくつかの特徴があります。
- 営業に自信がない
- 事務作業に対してやる気が出ない
- 自分の評価が気にならない人
- 安定を好む人
営業を自分で行うことになるフリーランスは、営業に自信のない人にとって難しい働き方です。
ただしエージェントサービスを使うことで、この問題は解決できます。
フリーランスになると契約や税務関係の書類を作成することになるので、事務作業ができない人も向かないと言えそうです。
この問題もまた、エージェントの利用で解消できます。
周りの評価で報酬が変わるフリーランスは、自分を客観的に見る力も必要です。
最後に安定的な生活を望む人、こういった方だと真逆の生活となるフリーランスエンジニアは選択しないほうが良いでしょう。
フリーランスエンジニアの末路を回避する方法8選
フリーランスエンジニアの末路は理解したけど回避方法は?という質問のために、回答を下にまとめてみました。
- 新技術を学び続ける
- 業界内で人脈作りをしておく
- 仕事と体調の自己管理を行う
- 誠実な態度で業務を行う
- 雇用も視野に入れておく
- 50代以降の仕事について考えておく
- 老後に生活について考えておく
- フリーランスエージェントを活用する
①新技術を学び続ける
エンジニアはつねにスキルアップしていく必要があります。そうでないと市場のニーズから取り残されてしまうからです。
受注できる案件を確保するためにも、新たなスキルを学び続けましょう。
案件を途切れさせない努力をすること、それがフリーランスエンジニアにとって大切な心構えです。
②業界内で人脈作りをしておく
エンジニアの案件で、メインとなる受注経路を人脈と答えた人が7割近くというデータがあります。
このことからわかるのは、フリーランスエンジニアにとって人脈形成が案件獲得の重要ポイントだということです。
企業に属している頃から業界内に人脈を作っておけば、何かの縁で案件が飛び込んでくる可能性もあります。
フリーランスエンジニアの末路を避けるためにも、早い段階から人脈作りに励んでおきましょう。
③仕事と体調の自己管理を行う
フリーランスエンジニアは体が資本です。仕事の管理はもちろん大事ですが、それ以上に体調管理に注力しましょう。
案件が確保できていても、体調不良でこなせなければ意味がありません。
難しいポイントではありますが、フリーランスエンジニアとしてしっかりと仕事・体調の自己管理を行うことが大切です。
④誠実な態度で業務を行う
商談相手やエージェント、いずれにしても相手にするのは人間です。
誠実な態度で業務を行うことにより、信頼関係を構築します。
誠実な態度とは相手の考えを汲み取りながら、最大限の成果を狙うことです。
そういった思いで仕事を続けることが案件の安定供給に結びつきます。
⑤正社員も視野に入れておく
フリーランスに適正がないと感じて正社員に戻ったら、報酬が増えたというケースもあります。
フリーランスエンジニアとしてどうにもならない事態に陥る前に、正社員を検討してみるのも大事なことです。
記事の前半で述べたフリーランスエンジニアの末路にたどり着く前に、正社員という判断を視野に入れましょう。
再就職の仕方によってはエンジニアのスキルを活かして、フリーランス以上に稼ぐことも可能です。
⑥50代以降の仕事について考えておく
50代以降の仕事減少についてはすでに解説しました。
個人の力で変えることはできないので、50代以降の仕事について考えておくことが大切です。
確かな信頼関係や業界との太いパイプがあれば、50代になってもフリーランスを続けることはできます。
そうでない場合は代替え案が必要です。
古い技術を専門に扱うエンジニアやスクールでの講師などが、スキルも活かせておすすめとなります。
⑦老後に生活について考えておく
最後は老後の資金問題を回避する方法です。
おすすめは退職金制度のある小規模企業共済に加入することです。
年金を上積みするために国民年金基金や、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入すると節税対策としてもお得になります。
⑧フリーランスエージェントを活用する
ここまでいくつもの回避方法を紹介してきましたが、フリーランスエージェントを利用することで複数の回避方法と同等の効果を得ることができます。
人脈作り・仕事のスケジュール・フリーランスとしての今後、これらの問題はフリーランスエージェントのサポートを受けることにより一気に解決へ向かう可能性が高いです。
継続的な案件の提供を受けつつ、これらの問題も解決できるとなればエージェントを活用しない手はないでしょう。
フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント3選
フリーランスエンジニアの末路を避けるためにも、エージェントの利用は欠かせないことがわかりました。
ここではフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを3つ紹介します。
レバテックフリーランス|業界最大級
レバテックフリーランスは業界最大級の案件数をほこるフリーランスエージェントです。
常時提案可能案件数が4,000件、公式サイトの公開案件数では2023年11月現在で42,371件となっています。
非公開案件も含めると、案件数は膨大な数に上るでしょう。案件数の多さイコール選択肢の広さです。
レバテックフリーランスであれば自分のスキルに見合った案件が見つかります。
エンジニアスタイル|案件を一括検索
エンジニアスタイルは、ほかのフリーランスエージェント案件を一括検索できる求人・案件サイトです。
検索できる案件数は2023年11月現在で183,733件、エージェントの数は22個となります。
エージェント単位で案件を比較することもでき、案件ベースの検索なら間違いなくトップのサービスでしょう。
ワンクリックで案件に応募できる便利な機能も備わっています。
ミッドワークス|福利厚生が充実
福利厚生面で頭一つ抜き出ている印象のあるミッドワークスですが、案件数も業界最大級です。
公式サイトの案件数は1万件に満たない数字ですが、80%が非公開のため全体の案件数はかなり多いことが推測されます。
週2、週3案件を多数扱うため、フリーランスを目指す一歩手前の方におすすめしたいサービスです。
手数料を公開している数少ないエージェントでもあります。
フリーランスエンジニアになる前の注意点
記
事の最後はフリーランスエンジニアになる前の注意点についてです。
フリーランスエンジニアの末路を避けるためにも押さえておきたい内容なので、確実に理解してくださいね。
フリーランスとして独立する目的を明確にする
フリーランスエンジニアの働き方は自由です。
だからこそフリーランスとして独立する目的を明確にしておきましょう。
目的に向かって最短距離で進むことが重要です。
目的によってはフリーランスエンジニア以外の働き方も選択肢に入るかもしれません。
目的すら不明瞭のまま、ふらふらと働いていてはフリーランスエンジニアの末路に行き着く可能性も高くなります。
フリーランスの働き方を把握しておく
先ほどフリーランスエンジニアの働き方は自由と言いました。
常駐型で安定した収入を狙うのか、リモート案件でワークバランスを優先するか、選択はフリーランス次第です。
大事なのは、明確化した目的に沿った働き方になっているかどうかでしょう。
フリーランスの働き方をしっかり把握して、間違いのない選択をする必要があります。
【まとめ】フリーランスエンジニアの末路とは…悲惨にならない方法を徹底解説
フリーランスエンジニアは自由であるがゆえに、仕事の仕方や準備不足で悲惨な末路に陥る可能性があります。
まずは自分にフリーランスの適性があるのか知ることが大切です。
場合によってはフリーランスを諦める決断も必要になります。
エンジニアとしてやっていくことを決めたら、エージェントを利用しながら末路を回避する方法に専念しましょう。
正しい選択をして努力を続ければフリーランスエンジニアとしての未来も明るいです。