SEを辞めたいという考えがあっても、実際に行動へ移すかどうかは悩んでしまいますよね?
SEを辞めることに関して、正しい選択をしたいという考えは当たり前のものです。本記事ではSEを辞めたいと思う原因や、退職すべきケースについて解説しています。
当然ながら辞めないほうがいいパターンにも言及しているので、SEを辞めて後悔したくない方はぜひ読んでみてください。
- SEを辞めたいと思ってしまう6つの原因とは?
- SEを辞めたいという気持ちに従うべきケースと踏みとどまるべきケースについて
- SEを辞めたいと思った人が直面する問題5つについて解説
- SEを辞めたいと考えている方におすすめの転職エージェントと転職先候補を紹介
SEを辞めたいと思ってしまう原因6選
SEを辞めたいと思った場合、その原因をしっかりと探ることが大切です。まずはSEを辞めたいと思ってしまう理由で、よくある内容を6つまとめてみました。
- 残業が多くなりがち
- 体調管理も大変
- 給料に納得できない
- 仕事内容のギャップ
- 頻繁に変わる人間関係
- 勉強もおろそかにできない
原因によって、その先にある選択肢が大きく変わってきます。原因が複数ある場合は紙に書き出して内容を整理しましょう。
SEを辞めたい原因①残業が多くなりがち
エンジニア職は残業が多めの職種です。残業が多くなってしまう原因は納期・不具合・急な仕様変更などがありますが、どれも簡単に対応できるものではありません。
残業が多くプライベートの時間も少なくなることが、SEを辞めたくなる原因のひとつになります。
SEを辞めたい原因②体調管理も大変
残業が多いことはそのまま疲労の蓄積につながります。休みだったスケジュールでも、予期せぬトラブルで急な業務に対応することもあるでしょう。
トラブルが起きることへの心労だけで疲弊してしまうパターンもありえます。パフォーマンスを100%発揮できる体調管理が難しい点も原因のひとつです。
SEを辞めたい原因③給料に納得できない
残業も多く体調管理も大変、なのに給料は少ない。こう感じることでもSEを辞めたいという考えが生まれます。
SEの仕事に対する評価は数字で表すことが難しく、明確な成果を生み出せる機会も少ないです。
とはいえ企業で働いている以上、給料に納得できなければ辞めるという選択が出てきてもおかしくありません。
SEを辞めたい原因④仕事内容のギャップ
SEとして業務に携わる前に思い描いていた仕事とのギャップが原因で、辞めたいという考えが生まれることもあります。
やりたい仕事をやらせてもらえない環境では、少しずつ不満が溜まっていく可能性も高いです。
SEの業務範囲は広いため、やりたいことがやれない状況も十分考えられます。仕事内容のギャップで辞めたいと感じるSEも多数存在するでしょう。
SEを辞めたい原因⑤頻繁に変わる人間関係
客先常駐でSEとして働いているケースでは、人間関係が発端となる場合もあるでしょう。働く環境が変わるたびに人間関係もリセットされます。
その都度新たな関係を構築する必要があり、コミュニケーションが苦手な人にとっては耐え難い働き方と言えます。
最初は大丈夫だと思っていたのがだんだんと苦痛になり、やがてSEを辞めたいとなるパターンです。
SEを辞めたい原因⑥勉強もおろそかにできない
エンジニアにとって日々の学習は、IT業界を生き残るための必須作業です。業務と並行する勉強が重荷となってしまう人もいます。
セミナーの参加や交流会への出席も、日々の学習と同様にプレッシャーに成り代わる可能性があるでしょう。
少しの時間も無駄にできない厳しい環境がSEを辞める原因へとつながります。
SEを辞めたいという気持ちに従うべきケースとは
ここからはSEを辞めたいという気持ちに従うべきケースについて紹介していきます。
原因が明確になったら、その背景に次のような思いがないか確認してみましょう。
- SE以外の職種に強く惹かれる
- SEの仕事に興味がない
- さらにスキルアップしたい
SE以外の職種に強く惹かれる
SE以外の職種に強く惹かれているのは、別にやりたいことがあるということです。つまりSEを続けていても、やりたいことができないということになります。
このような場合はSEを辞めたい気持ちがつのるだけで、問題は一切解決しません。辞めたいという気持ちに従うべき代表的なケースでしょう。
SEの仕事に興味がない
特にやりたいこともないけれど、SEの仕事にも興味がない。この場合も辞めるべきケースのひとつと言えるでしょう。
業務に対する向上心は仕事を続けるうえで、かなり大切な要素です。SEの仕事に興味がなければ向上心は生まれません。
不満だけが蓄積していって、仕事の効率も下がる一方でしょう。こうなってしまうと手の打ちようがないので、辞めたいという気持ちに従うべきケースとなります。
さらにスキルアップしたい
SE以外のスキルを取得したい、エンジニアとしてのスキルアップを望む姿勢がある場合も辞めることを考えても良いケースです。
エンジニアにとってスキルアップが見込めない会社は、すぐにでも辞めるべきという考えに沿った判断となります。
「SE以外の職種に強く惹かれる」と「SEの仕事に興味がない」の両方を兼ね備えたケースとも言えるでしょう。
SEを辞めたいと思っても踏みとどまるべきケースとは
ではSEを辞めたいと思っても踏みとどまるべきケースとはどんなものでしょうか?以下にまとめた2つの状況があります。
- SEになって1年未満や新卒の場合
- 辞めたい理由が自身で改善できる場合
上記2つは状況の悪化を防ぐためにも、ぜひ気にしておきたいケースです。確実に理解しておきましょう。
SEになって1年未満や新卒の場合
SEになって1年未満や新卒の場合は、退職を踏みとどまったほうが無難でしょう。なぜならその後の転職成功率にマイナスの影響を与えるからです。
SEになって1年未満や新卒で退職した人材は、定着率の低さ、忍耐力の欠如、努力ができないイメージを抱かせます。
悪いイメージを覆すほどのスキルや実績があれば別ですが、SEになって1年未満や新卒の人材にそのような経歴があると思えません。
もう少し経験を積んでから、あらためてSEを辞めたい気持ちが残っているか判断してみましょう。
辞めたい理由が自身で改善できる場合
辞めたい理由が自身で改善できる場合も、できるだけSEを続けるべきケースだと判断できるでしょう。
このケースでは現状の会社を辞めて、別の企業でSEを続けるパターンも含みます。特に給料や残業などの条件は、働く企業により千差万別です。
評価されやすいSEとしてのスキルや実績があれば、環境を変えることによって辞めたいと思う理由のほとんどを改善できる可能性があります。
辞める理由を改善できるなら、必然的にSEを続ける意義も出てくるでしょう。
SEを辞めたいと思った人が直面する問題5選
ここからはSEを辞めたいと思った人が直面する問題について解説していきます。考えなければならない問題点は、次にまとめた5つです。
- 目指す職種
- 年齢
- 職場環境
- 収入面
- 転職活動の時間
辞めたい理由と踏みとどまるべきケース、さらに辞めたいと思った人が直面する問題、これら3つを複合的に見ることでさらに正確な判断ができるでしょう。
SEを辞める場合の問題点①目指す職種
やりたいことがあったとしても、それができる職種に転職できるかは未確定です。
「SEの経験しかないから結局はSEになるしかない」そういった考えから、目指す職種を決められなくなってしまう人も多くいます。
事実として未経験の職種を目指すよりも、即戦力で働けるSEのほうが転職成功率は高いです。目指す職種は、辞めたい理由やこれからの目標と合わせて考える必要があります。
SEを辞める場合の問題点②年齢
一般的に転職は、年齢が高いほど難度が上がっていきます。自身の年齢が気になって、SEを辞める決断ができない場合もあるでしょう。
未経験の職種を目指すのであれば、年齢によるハードルはさらに高まります。年齢が高くても転職は可能ですが、実際に多くの人が躊躇してしまう問題です。
年齢が高い場合は、リスクを取ってでもSEを辞めたいという強い意志が必要となります。
SEを辞める場合の問題点③職場環境
次は転職先への不安です。転職に成功しても年収が下がったり、残業時間も減らなかったりと待遇が悪化する可能性もあります。
前の職場が良かったというのは転職においては失敗です。転職に付き物となるこの問題を解決するには、転職エージェントの利用がおすすめとなります。
ひとりで転職活動を行うよりも応募先企業の詳細な情報を入手できるので、職場環境への不安も少なくなるでしょう。
SEを辞める場合の問題点④収入面
職場環境の話でも触れましたが、収入面の不安もSEを辞めたいと思った人が直面する問題です。同じSEの職場へ転職するにしても、一時的な年収の低下は覚悟する必要があります。
未経験の職種であれば、なおさら収入の低下は避けられないでしょう。収入が下がることで家族にも迷惑をかける恐れがあります。
SEを辞める場合の問題点⑤転職活動の時間
SEを辞めたいという考えから転職を決断しても、毎日の業務が忙しくて転職活動に時間を避けないという問題があります。
残業も多くなりがちなSEでは、転職活動がなかなか前に進まない事態にも遭遇しやすいです。かといって退職してからの転職活動にはリスクが伴います。
この問題を解決するのにも転職エージェントの利用がおすすめです。希望に沿った求人を紹介してくれるので、時間効率アップに期待できます。
SEを辞めたいと考えている方におすすめの転職エージェント
SEを辞めたいと思った人が直面する問題。その解決に有効なのが転職エージェントです。
ここではSEを辞めたいと考えている方に、おすすめのエージェントサービスを3つ紹介していきます。
レバテックキャリア│エンジニア特化
レバテックキャリアはエンジニア専門のエージェントサービスで、ズレのないマッチング精度が魅力です。
年収アップした利用者は80%以上、最速で1週間の内定など転職への不安を解消してくれる実績を多く持っています。
SEという経験以外の強みを発見して的確な求人を紹介してくれる、SEを辞めたいと考えている方にぴったりの転職エージェントです。
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マイナビITエージェント|ライバル不在の求人
マイナビITエージェントの魅力はサービス独自の非公開求人です。ほかのエージェントでは応募できない求人なので、ライバル不在の選考に期待が持てます。
幅広いエンジニア職の求人を保有しているので、SE以外の職種を求める方におすすめです。
IT・Web業界を知り尽くしたキャリアアドバイザーが転職活動を全面的にバックアップ。書類添削と面接対策の信頼度も高いので、安心して次の転職先を探せます。
ウィルオブテック|求人票ありきの提案はなし
やりたいことから逆算して求人を紹介してくれる転職エージェント。それがウィルオブテックです。
求人票の条件だけで提案をするのではなく、利用者の希望するキャリアから的確な案件を紹介してくれます。ゴールへの道筋をはっきりさせて転職先を選べるのが利点です。
比較的新しい転職エージェントのため大きな実績は公開されていませんが、2名体制のサポートや年収アップがデフォルトな点など利用しても損のないサービスと言えます。
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SEでの経験が強みになる転職先
最後にSEでの経験が強みになる転職先を紹介しておきます。SEを辞めるにしてもその経験を転職に活かさない手はありません。
この先やりたいことと照らし合わせながら、目指す職種を選ぶ際の参考にしてみてください。
SE経験が活きる職種①社内SE
社内SEとは自社で使うシステムの開発や、企業内のITに関する課題に対応する職種です。残業も少ない傾向で職場が頻繁に変わることもありません。
客先常駐で働くSEとはかなり違いのある職種なので、現状次第では選択肢として考えてみるべきでしょう。
SE経験が活きる職種②Webデザイナー
WebデザイナーはWebサイトのデザインを考える仕事です。単純な見た目ではなく、機能性や収益性の観点からサイトを構築します。
クライアントとの打ち合わせが重要になる点と実際にサイトを構築するコーディングの作業過程において、SEと親和性のある職種です。
SE経験が活きる職種③ITコンサルタント
ITの技術でクライアントが抱える課題を解決するのがITコンサルタントで、提案・システム導入・改善まで一手に請け負います。
SEで上流工程に携わった経験は、ITコンサルタントへの転職で評価されやすいです。経営コンサルタントの知識を補えば転職成功率はさらにアップするでしょう。
SE経験が活きる職種④セールスエンジニア
技術的観点から営業をサポートする職種で、純粋なエンジニアとしての側面は少ない傾向です。クライアントからの質問対応や、導入した機材の実演デモなどを行います。
セールスエンジニアに必要なのはITに関する知識と営業力です。知識の部分においてSE経験が活用できるのは間違いないでしょう。
SE経験が活きる職種⑤フリーランス
最後に紹介するのはフリーランスという選択です。SEを辞めることにはなりませんが、持っているスキルが高レベルであるほど状況の改善に期待できます。
会社員には難しい自由な働き方と、やればやるほど収入がアップする環境は魅力的です。人間関係のトラブルも減少できますが、自分にかかる責任は大きくなります。
SEを辞めたいと思う原因は?まとめ
SEを辞めたいとも思う原因はさまざまですが、中には辞めないほうがいいパターンも存在します。SEを辞めたいと思ったら、そう感じる原因を深く追求しましょう。
原因の底にある思いと現在の状況を確認してから、あらためて気持ちに向かい合ってください。合わせて転職エージェントも利用すれば、さらに精度の高い判断を下せます。
この記事の内容を参考にして、後悔のない選択肢を選んでください。