世界最大のグローバルコンサルティングファームであるアクセンチュア。エンジニアとしての転職難易度はどれくらいなのが気になりませんか?
このような転職に関する疑問も、たくさんあるのではないでしょうか。
本記事ではエンジニアとしてのアクセンチュア転職難易度について解説、成功率を高める具体的な方法についても掲載しています。
エンジニアとしてアクセンチュアへ転職したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- アクセンチュアへのエンジニア転職難易度
- アクセンチュアの学歴フィルターとエンジニア転職難易度の関係
- アクセンチュアへの転職成功率を高める方法
結論:転職難易度は高いがコンサル職ほどではない
冒頭で述べたとおり、アクセンチュアは世界最大のグローバルコンサルティングファームです。日本にあるアクセンチュア株式会社の企業規模もトップクラスとなります。
それだけに転職を希望する人は後を絶たず、競争率も激しいのが現状です。特にコンサルティング職については狭き門をくぐる必要があります。
ソリューションエンジニアについても転職難易度は高いと推測できますが、コンサルティング職ほどではなく未経験でもチャンスのある職種です。
とは言え専門性を求められることに変わりはないため、見所のある経験や実績が無いと苦しいでしょう。
アクセンチュアのエンジニア中途採用について
アクセンチュアではさまざまな業界に携わる、システム構築系部署を設置しています。しがって通信・メディア・医療・金融・公共などに対応した幅広い知識が必要です。
募集しているエンジニア職もさまざまで、求められるスキルも多岐に渡ります。
募集エンジニアの職種
アクセンチュアには多くのプロジェクトが存在し、部門・業界ごとに多種多様なエンジニアを求めています。
システム開発経験を要するソリューションエンジニア、AWS上でのインフラ構築・運用経験を求められるAWSエンジニア。
HTML5/CSS3の実装経験が3年以上のフロントエンドエンジニア、ECの構築経験が必要になるECエンジニアなどです。
一部のみの紹介になりましたが、ピックアップするのが大変なほどのエンジニア求人があります。
キャリアチェンジ採用
アクセンチュアにはキャリアチェンジ採用というものがあります。現在のエンジニア職とは別の職種に応募できる枠です。
入社後に充実した研修を受けられるため、専門スキルもしっかりと習得できます。
キャリアチェンジ採用を行っている領域は随時変わっていきますが、新たな分野にもチャレンジしやすい採用枠だと言えます。
IT未経験でも採用されるチャンスがある
キャリアチェンジ採用にはIT未経験を対象とした枠もあります。まったくの未経験ではなく一定期間ブランクがあった人も対象とする採用枠です。
IT業界に興味を持ちスキルを取得したい、将来性のあるIT業界で活躍したい、そういった希望も叶えられる可能性があります。
幅広く人材を集めるための未経験採用枠と言えるでしょう。大企業だからといって諦める必要はありません。
アクセンチュアの基本情報
ここからはアクセンチュア株式会社(日本法人)の基本情報についてお伝えします。
名称 | アクセンチュア株式会社 |
---|---|
創業 | 1962年に事務所開設 |
設立 | 1995年12月 |
資本金 | 3億5千万円 |
従業員数 | 約19,000人(2022年12月1日時点) |
事業内容 | 「ストラテジー & コンサルティング」「アクセンチュア ソング」「 テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」の5領域における幅広いサービスとソリューション提供 |
転職先を決めるのに年収や福利厚生のチェックは不可欠です。グローバルな会社のためこういった点は充実していそうですが、どうでしょうか。順番に見ていきましょう。
アクセンチュアの平均年収は854万円
アクセンチュアの平均年収は854万円です。ただしアクセンチュアの平均年収は、有価証券報告書からはうかがい知ることができません。
したがって口コミサイトからの推測になります。平均年収854万円はOpenworkを参考にした値で、別サイトを参考にすると少し違った数字になるでしょう。
またアクセンチュアの年収は年俸制で、職種や職位によって変動します。年俸に残業代や業績賞与を加えたものが最終的な金額です。
年齢が上がるにつれて年収もアップしてきますが、一定の年齢になっても成果が出せない人は部署移動や転職するというルールもあるので油断はできないでしょう。
アクセンチュアの福利厚生
アクセンチュアの福利厚生は充実度が高いです。主な内容を表にまとめてみました。
福利厚生サービス | 長期収入所得補償(LTD) | 健康サポート | ポイント・割引サービス | 法人会員及び契約施設・ホテル等の割引特典 |
---|---|---|---|---|
働き方関係 | フレックス制度 | 在宅勤務制度 | 短日短時間勤務制度 | |
手当関係 | 時間外勤務手当 | 深夜勤務手当 | 出張手当 | 住宅手当 |
ライフステージ関係 | 母体保護休暇 | 配偶者・ライフパートナー出産休暇 | 子の看護休暇 | ベビーシッター補助 |
長期収入所得補償(LTD)とは、病気やケガで働けなくなったときに年収の60%が支給される制度です。(最大5年間、免責期間あり)
母体保護休暇や子の看護休暇など、出産・育児に関する支援制度も充実しています。
アクセンチュアの学歴フィルターは転職難易度に影響しない
アクセンチュアには学歴フィルターは存在せず転職難易度にも影響しません。学歴フィルターの出どころは、アクセンチュアの採用大学で高学歴が多いためです。
しかしながら採用大学を細かく見ていくと、中堅大学の名前も見られます。偏差値に注目するなら50以下の大学もあるため、学歴フィルターは存在しないと言えるでしょう。
そもそも転職においてはスキルや経験を重要視するため、学歴はあまり意識しなくても良いでしょう。
アクセンチュアへの転職成功率を上げる方法3選
ここからはアクセンチュアへの転職成功率を上げる方法について解説していきます。具体的な内容は以下の3つです。
- 志望動機を練り上げる
- 論理性をアピール
- 転職エージェントを利用する
方法①志望動機を練り上げる
転職を成功させるために大切なポイントとなるのが志望動機です。ここに魅力が感じられなければ採用されることはありません。
ゆえに志望動機を練り上げることが、転職成功率を上げるひとつめの方法です。なぜアクセンチュアでなければいけないのか?ここを重点的に説明しましょう。
アクセンチュアでやりとげたいことも盛り込むべきです。これらを論理的かつ分かりやすく伝えるためには、頭の中で考えずノートやパソコンを使っての整理が必要になります。
アクセンチュアに貢献できるスキルのアピールや、企業研究をしっかり行っていることも忘れずに伝えましょう。
アクセンチュアの転職におすすめの志望動機例文
私はアクセンチュアで、クライアントの課題を解決するシステム開発に携わりたいと考えています。
単にクライアントの課題を解決するのではなく、システムとエンドユーザーの溝を埋めて両者が満足できるソリューションを生み出すエンジニアになりたいです。
日本に導入事例の無い最新技術まで参照できる貴社でなら、ITへの深い専門性が身に付けられグローバルな社会貢献ができると考えています。
方法②論理性をアピール
志望動機の項でも述べましたが、論理性のアピールもひとつのポイントです。
キャリアの説明からやりとげたいことまでの流れに矛盾があると、マイナスイメージになってしまいます。
現職ではどういったことが無理で、それはどうしてなのか?アクセンチュアならなぜできるのか?こういったことに対しても論理的かつ明確な答えが必要です。
ただ単に志望動機を羅列するだけでは、アクセンチュアへの転職は成功しないでしょう。
方法③転職エージェントを利用する
志望動機の内容や面接での論理的な説明を、自分ひとりでチェックするには限界があります。それをカバーするために転職エージェントを利用しましょう。
アクセンチュアは大規模な組織で求人の内容も多岐に渡ります。応募するそれぞれの求人に対してずれた言い回しはマイナス要因です。
求められることに対して間違った回答していないか、経験豊富なキャリアアドバイザーに確認してもらうことが転職成功率の上昇につながります。
特に転職経験が無い方ほどエージェントの有効性も高くなるでしょう。
アクセンチュアのエンジニア職は面接対策が重要
面接対策が重要なのはどんな転職でも一緒ですが、アクセンチュアはさらに念を押しておく必要があります。
チームでの成果を語るのも重要ですが、個人の役割や自分が成した成果もしっかりアピールしましょう。
スキルと経験を重視するとは言え、アクセンチュアの面接は人柄もしっかり見られるとの口コミが多いです。
聞かれたことに対しての回答が冗長だと、それだけで悪い印象を与えてしまう恐れもあるので注意しましょう。
アクセンチュアの面接で聞かれる内容一覧
アクセンチュアの面接で聞かれる内容を以下に一覧としてまとめてみました。
- 自分自身について(自己紹介)
- 職務経歴(これまでの経験・スキル)
- 自身の性格(長所や強みなど)
- 志望動機(転職を決意したきっかけ・理由も)
- 目指すキャリア(働き方の希望)
- 転職活動について(応募状況や会社選びの基準など)
- 逆質問
面接でのアピールは具体的に、伝わりやすさのポイントは数字です。志望動機についてはすでに解説したとおりになります。
転職活動について話すときに注意したいのは、会社選びにブレがあるケースです。アクセンチュアで働きたいという意志を疑われる危険性があります。
逆質問は熱意をアピールするチャンスです。企業説明を読み込んだことが分かるような、幅広い質問ができると好印象を抱かれます。
アクセンチュアへの転職におすすめの転職エージェント
記事の最後にアクセンチュアへの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
アクセンチュアの非公開求人にもアプローチできる可能性に注目して、以下のサービスをピックアップしました。
- レバテックキャリア│ITエンジニアに特化
- マイナビIT AGENT│IT業界に特化
レバテックキャリア│ITエンジニアに特化
まず紹介するのは、ITエンジニアの転職に特化したサービスを展開するレバテックキャリアです。
年7,000回の企業ヒアリングによって、エンジニアが働く現場のリアルな情報を把握しています。そのため企業別の面接対策はかなり高品質です。
IT業界の最新トレンドや企業ニーズを踏まえたうえで、利用者の強みを活かした面接アドバイスを行います。
希望企業への転職成功率が96%と高いため、難易度の高いアクセンチュアへの転職にもおすすめです。
マイナビIT AGENT│IT業界に特化
マイナビIT AGENTはIT業界専門の転職エージェントとして、多くの人に支持されているサービスです。
IT業界専門ということからキャリアアドバイザーの知識も豊富で、利用者一人ひとりに合わせた的確なサービスが強みとなります。
おすすめポイントは幅広く扱う非公開求人で、マイナビIT AGENTのみが扱う独占求人も魅力です。
競争率が高いアクセンチュアですが、非公開や独占求人で応募できればさらにチャンスが広がることに期待できます。
アクセンチュアのエンジニア職は転職難易度が高い?まとめ
アクセンチュアは人気企業ということもあり、コンサル職には及ばないもののエンジニア職に関しても転職難易度は高いと推測されます。
高学歴・高スキルの人材でなくても、転職が成功する確率はゼロではありません。志望動機を練り上げて、しっかりとした面接対策を立てることがなによりも大事です。
そのためにも入念な自己分析を行いましょう。プロによる書類添削や面接アドバイスを受けることで、アクセンチュアへの転職成功率はさらに上昇します。
難易度が高いからと諦めずに、他者に負けない熱意を持って転職活動に取り組んでみてください。