プログラマーの転職は何年目が理想？注意点や成功のポイントを解説

「プログラマーの転職って何年目がおすすめなんだろう？」こういった疑問が頭に浮かんだことはありませんか？

スキルアップを目的とした転職を考えていても、プログラマーとして何年目まで働くべきか悩んでいる方も多いと思います。

そこで本記事では「プログラマーの転職は何年目が理想なのか」について解説、転職で失敗しないための注意点や成功のポイントなどをまとめた内容です。

新卒プログラマーで現在転職を考えている方には参考となる内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

【結論】プログラマーの転職は2年目以降が理想

プログラマーの転職は何年目が正解なのか？答えは2年目以降です。ただし「理想は」という言葉が付きます。

なぜなら転職する時期の正解は人によるからです。それでも転職するのは2年目以降が理想とした理由は次のようなものになります。

転職経験者の7割近くが前職を3年以内に辞めている

ひとつめの理由は転職経験者の7割近くが前職を3年以内に辞めているという事実です。中でも2年目と3年目が占める割合は約5割に達します。

つまり転職するなら2～3年目が最適と考えたエンジニアが多いということです。

1年目で転職するのはリスクがあると容易に想像できますから、なるべく早い時期でリスクを解消できるのが3年目なのでしょう。

3年ほど在籍していると一通りの業務経験を積んでいる

ふたつめの理由は、3年ほど在籍することで一通りの業務経験を積めるからです。

3年という期間は一般的なプログラマーが戦力となりつつあるタイミングで、さまざまな開発案件も体験できていると推測できます。

転職でアピールできる成果や実績を獲得している可能性も高いです。

ポテンシャル採用を除くエンジニアの転職において、スキルや実績の提示は必要不可欠な要素と言えます。それが可能となる最速の時期が3年目ということです。

プログラマーが3年以内に転職をするメリット

これまで解説してきたプログラマーの転職を2年目以降とする理由は、さまざまなデータをもとにした推測です。しかしながら以下のように明確なメリットも存在します。

新卒から3年以内であれば第二新卒として応募できる

新卒プログラマーとして入社して3年目以内に転職する場合、第二新卒としての応募ができます。

第二新卒に求められるのは、スキルよりも熱意・人柄・可能性といった部分です。

3年目なら一定の業務経験を積んでいると言いましたが、仮にスキルに自信がなくても第二新卒枠なら転職成功の確率も高まります。

経験豊富な求職者と競争することのない第二新卒枠での応募は、プログラマーが3年以内に転職する大きなメリットと言えるでしょう。

プログラマーから異業種への転職にも挑戦できる

プログラマーから異業種へ転職する際も、新卒で3年以内という条件がメリットとなります。

異業種への転職、いわゆるキャリアチェンジを成功させるためにもスキル面のアピールが必要です。

ですが新卒3年目の応募だと年齢も20代後半手前のため、新卒枠と同様ポテンシャル採用に期待できます。

スキルよりも将来性を重要視するポテンシャル採用であれば、異業種への転職でもチャンスが広がるでしょう。

転職によって年収アップが見込める

これは3年以内の転職に限定されるわけではないのですが、条件次第で年収アップが可能な点もメリットと言えます。

現状よりも上の年収を希望するだけでOKです。ただし転職が叶うかどうかはまた別問題ですので、あくまで年収アップが見込めるという可能性の話となります。

今の職場でスキルに見合った報酬を得ていないと感じるのなら、年収がアップする確率は高いでしょう。

異業種・異職種へ転職する場合は、一時的とは言え逆に年収が下がる可能性もあるので注意が必要です。

プログラマーが3年以内に転職をするデメリット

プログラマーが3年以内に転職をすることについては、以下のような2つのデメリットが考えられます。

会社側から強い引き止めに合う

すでに解説したとおり、プログラマー3年目は戦力となりつつあるタイミングです。会社としてもこれからたくさん貢献してほしいと願う人材と言えます。

ただでさえ人材不足のIT業界ですから、会社から強い引き止めに合うのも当然です。引き止めは転職にありがちですが、人によってはデメリットと感じることもあります。

転職を考え始めたときに周りの意見は十分聞いているはずなので、引き止めで決意が揺らぐ可能性は低いです。

そうした状況で聞く周りの声を、面倒なものと感じてしまうのは仕方のないことでしょう。

実務経験3年以上の求人に応募するにはリスクがある

求める人材として実務経験3年以上を挙げているIT企業も多くあります。プログラマー3年目の状態だと、こういった求人に応募するには少し要件が足りません。

実務経験3年以上の案件は大手企業や大規模プロジェクトの求人に多い印象で、待遇面も好条件であることが多いです。

転職せずにもう少し在籍し続けることで、これらの求人にも応募できる条件が満たされます。

要件を満たしていないと必ず書類選考で落ちるわけではありませんが、選択肢を広げるという意味で3年以内の転職がデメリットとなるケースもあると言えるでしょう。

プログラマーが転職で失敗しないための注意点

プログラマーの転職で失敗しないための注意点について解説いたします。3年以内という条件で考えた場合、特に注意しておきたいのは以下の2点です。

今後のキャリアプランを考えておく

転職を成功させるには明確なキャリアプランが必要で、それは3年目での転職でも変わりません。

転職の方向性が決まっていないと、結果的に後悔してしまう可能性が高いからです。

採用側も入社後のミスマッチを避けるため、面接の場でキャリアプランを聞くケースが多くあります。

同職種では即戦力、異職種でもポテンシャル採用と、選択肢の多い3年目プログラマーだからこそキャリアプランが大切です。

退職理由をポジティブな内容へ言い換える

面接の場では転職する理由についても聞かれます。そのときにネガティブな退職理由をそのまま伝えてしまうと、悪い印象を与えてしまう可能性が高いです。

給料が少ない・残業が多い・スキルアップできないという不満、これは退職理由そのままに当たります。

実力主義の会社で働きたい・スキルアップの時間を確保したい・連携の多い職場でコミュニケーションスキルを磨きたい、これが転職理由でポジティブに言い換えたものです。

面接で退職理由を聞かれたとしても、ポジティブな印象を与える転職理由について答えましょう。

プログラマーが転職を成功させるためのポイント

注意点を解説した次は、プログラマーが転職を成功させるためのポイントについてです。

内容は以下の3つで、3年目の転職を検討しているのならどれも確認しておいてほしい内容となります。

第二新卒を積極的に採用している企業へ応募する

プログラマーの転職にとって、第二新卒枠での応募が有利になることはすでに解説しました。

ですから新卒プログラマーが3年目で転職する場合は、条件に合う範囲で第二新卒へ応募することをおすすめします。

第二新卒枠は企業側のメリットも多く、積極的に採用しているケースも多いです。

転職活動の戦略として十分通用しますので、応募先選定の条件として検討すべきポイントと言えます。

職務経歴書・履歴書は手を抜かずに作り込む

転職を成功させるには面接でスキル・実績をアピールしなければなりませんが、その前に書類選考を受けることになります。

そのため職務経歴書や履歴書といった応募書類は手を抜かずに作り込むべきです。

特に職務経歴書は決められた形式がなく自由度も高いため、単に作っただけでは採用側にうまく伝わらない可能性もあります。

要点・見やすさ・情報量など注意すべきポイントも多いです。書類選考の通過率も転職活動をうまく進めるためのキーポイントですので、おろそかにしないようにしましょう。

プロのサポートを活用して転職活動を有利に進める

今回解説した第二新卒枠への応募や応募書類作成の力になってくれるのが、転職のプロと言われる転職エージェントです。

こういったプロのサポートを活用して転職活動を有利に進めることも、プログラマーが転職を成功させるためのポイントと言えます。

非公開求人への応募やキャリアプランの相談など、転職エージェントを利用するメリットは多いです。

無料で利用できるうえに退会手続きもすぐにできるので、気軽に利用できます。ひとりで活動するよりも効率アップする可能性は高いので、ぜひ利用を検討してみましょう。

プログラマーの転職におすすめのIT転職エージェント

プロのサポートを活用して転職活動を有利に進めたい、そう思ってもどの転職エージェントを選んだらよいか悩んでしまう方は多いでしょう。

ここではプログラマーを始めとした、ITエンジニアの転職に強いサービスを4つピックアップしてみました。

それぞれ独自の強みがあるので、自分に合っているものかどうかをチェックして利用を検討してみてください。

ウィルオブテック｜2名のアドバイザーが徹底サポート

運営会社	株式会社ウィルオブ・ワーク
公開求人数/非公開求人数（記事作成時）	1,905件/不明
サービスの強み	専属2名サポート・年収アップはデフォルト

ウィルオブテックは専属2名による徹底サポートを強みとした転職エージェントです。

キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーのタッグにより、応募企業の内部事情を反映した転職活動が進められます。

保有求人の約7割と言われる非公開案件を含めて、エンジニアの望むキャリアに寄り添った最適な提案をしてくれるのがウィルオブテックの特徴です。

マイナビIT AGENT｜非公開求人多数掲載

運営会社	株式会社マイナビ
公開求人数/非公開求人数（記事作成時）	45,395件/18,174件
サービスの強み	転職市場に詳しいアドバイザー・独自性の強い非公開求人

非公開求人の質を求めるなら、マイナビIT AGENTを検討すべきでしょう。

マイナビIT AGENTしか取り扱いのない独占求人を始め、高品質な求人案件を多数そろえています。

転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが利用者の悩みをしっかり聞いたうえで提案してくれるため、転職後の定着率97.5%というデータも持っている転職エージェントです。

レバテックキャリア｜IT転職に特化

運営会社	レバテック株式会社
公開求人数/非公開求人数（記事作成時）	1,905件/不明
サービスの強み	IT・Web業界特化アドバイザー・信頼度の高い情報

プログラマーの転職ならエンジニア専門のレバッテクキャリアが選択肢となります。

エンジニア専門として支援してきた実績とIT・Web業界に特化したアドバイザーにより、利用者だけの強みを活かした提案が可能です。

年間7,000回にも及ぶ企業へのヒアリングで希少性の高い情報を入手。それらを転職活動のサポートにて惜しみなく提供してくれる信頼度の高いサービスです。

リクルートエージェントIT｜求人数NO.1

運営会社	株式会社リクルート
公開求人数/非公開求人数（記事作成時）	89,849件/83,483件
サービスの強み	圧倒的な求人数・交渉おまかせ

利用すべき転職エージェントを求人数で判断するなら、リクルートエージェントITが最候補となるでしょう。

公開・非公開ともに業界トップクラスで間違いありません。とにかく求人の選択肢を広げたい、取りこぼしを防ぎたい、といった希望があるなら登録すべきです。

大手として長年の実績があるので、面接対策や交渉事などのサポート品質も高レベルとなります。特化型とのサービス併用がおすすめの転職エージェントです。

【まとめ】プログラマーの転職は何年が理想？注意点や成功のポイントを解説

プログラマーの転職は何年が良いかというと、正確な答えは人によるとしか言えません。しかし理想が2年目以降となるのは確かです。

2年目以降であれば第二新卒枠による応募やキャリアチェンジのチャンスなど、考えられるメリットが増加します。

やむを得ない事情やあまりにも環境が劣悪な場合を除いて、プログラマーの転職は2年目以降がおすすめです。

3年目に入ってすぐに転職をするなら、転職エージェントに登録して十分な準備・検討を経て、手厚いサポートを受けながら転職活動を進めましょう。