未経験でエンジニアに転職すると後悔する？エンジニア未経験者におすすめの転職サイトもご紹介

「未経験からエンジニアになったら後悔する」という声を聞いたことがある方もいるかもしれません。

エンジニアは専門的なスキルが必要でレベルが高いイメージもありますが、待遇が良いなどメリットも多くあります。

未経験からエンジニアを目指すことは可能か、どのようなことに注意すべきかなど解説していくのでぜひチェックしてください。

未経験からエンジニアになって後悔する理由

エンジニアは人手不足ゆえに需要が大きく、また手に職がつくイメージもあって未経験からエンジニアになりたいと考える方も少なくありません。

しかし未経験からエンジニアになって後悔したという声も聞かれます。

後でミスマッチにならないよう、よく聞かれるエンジニアへの転職を後悔してしまう理由について見ていきましょう。

自分のスキル不足でエンジニアの業務についていけない

後悔する理由の一つ目は自分のスキル不足でエンジニアの業務についていけないと感じることです。

エンジニアの業務はスキル次第な傾向が強く、同じ量の業務を行っていても早さや質に差が出てしまいます。

特に未経験の場合はせっかく書いたコードに先輩社員や上司から多くの指摘がなされたり、クライアントから提示された期限に間に合わなかったりするなど、業務についていけないと感じるケースもあるようです。

時間外労働が多く緊急事案に対応する必要もある

後悔する理由の二つ目は時間外労働が多く緊急事案に対応する必要もあることです。

もちろん企業によって大きく異なるものの、未経験を積極的に採用している企業は人手不足なケースも多く、新入社員の業務量はどうしても多くなる傾向にあります。

またトラブルが起きた際の対応のため休日出勤などが発生するケースもあり、環境によってはプライベートとのバランスが取りづらい場合もあるでしょう。

IT業界の未経験転職者はできるだけ若い人が良いと言われている

後悔する理由の三つ目はIT業界の未経験転職者はできるだけ若い人が良いと言われていることです。

未経験者を募集している場合は今後のキャリア育成前提の採用となるため、若い人の方が体力や吸収力がありその先長く働けるので優先的に採用することが多いです。

目安としては20代ならば未経験転職も十分に可能なものの、30代以降になると求人も減り難しくなってしまうと言われています。

想定していた年収に届くまで時間がかかる

後悔する理由の四つ目は想定していた年収に届くまで時間がかかることです。

ITエンジニアの平均年収は他職種と比べても高水準であり、収入アップを期待して転職される方もいます。

しかし未経験の場合は即戦力として活躍するのが難しく、スキルが身につき自分で案件をこなすことができるようになるまでそれほど高い給与は見込めないというのが実情です。

希望の年収になるためには、その分知識やスキルを積むまで時間がかかることも覚悟しておきましょう。

未経験からのエンジニア転職で後悔する前に知っておくべきこと

未経験からエンジニアを目指せると言えば聞こえは良いですが、やはり経験が浅い分最初から好待遇で雇ってもらうことは容易ではありません。

折角キャリアチェンジした後に後悔しないよう、未経験からエンジニア転職を目指す場合におさえておくべきポイントについて解説していきます。

知っておくべきこと①SES企業が多い

一つ目のポイントはSES企業が多いことです。

SESとはシステムエンジニアリングサービスの略で、客先に技術者を常駐させる形で事業を行っている会社をSES企業と言います。

未経験歓迎としている企業はSES企業が多いのですが、SES企業は自社開発や受託を行っている企業より給与が低い傾向にある、また下流工程の業務が多いといった点に注意が必要です。

知っておくべきこと②実績や経験がないと転職が難しい

二つ目のポイントは実績や経験がないと転職が難しいことです。

未経験OKとする求人は確かにありますが、それは実務経験がなくても応募可能な求人であるケースが多く、実際には何かしらプログラミングを学習した経験がある、アプリ開発に触れたことがあるなど実績があることが条件になっていることがあります。

そのため全くの未経験で知識も不足していると書類選考の時点で落ちてしまったり、そもそも求人の選択肢がかなり限られてしまったりする可能性があります。

知っておくべきこと③年齢がネックになる場合もある

三つ目のポイントは年齢がネックになる場合もあることです。

先にも述べた通り未経験での採用は育成前提のため、この先長く働ける若手の方が有利になります。

年齢が上がるほど未経験でのエンジニア転職の難易度は高くなってしまうので、転職を検討しているならば早めに動き出すことをおすすめします。

ポイント④いきなりコードを書く仕事に就くことは難しい

四つ目のポイントはいきなりコードを書く仕事に就くことは難しいという点です。

ITエンジニアと聞くとプログラミング言語を用いてコードを書いていくことを業務としてイメージされる方も多いでしょう。

しかし実際のところコードを書く以外の業務も多く、特に未経験ですと最初はテスト工程がメインといった割り振りがなされる場合もあります。

選考の段階で、採用後どういった業務を任せてもらえるのか、どのようなキャリアステップを踏んでいくのかをよく確認しておきましょう。

知っておくべきこと⑤業界知識があることが前提

五つ目のポイントは業界知識がある前提であることです。

プログラミングに関する専門的なスキルが不足しているとしても、ある程度の業界知識は身に着けておかないと転職は難しいと言わざるを得ません。

IT業界は変化が激しく常に知識をアップデートしていくことが求められるため、採用後も積極的に学習し続けるモチベーションがないと長期的に活躍することは難しいでしょう。

ネットで学べる教材もありますから、まずは最低限のITリテラシー・業界知識を学んでおくのが良いでしょう。

未経験からエンジニアへの転職を成功させるための準備と方法

ここからは未経験からエンジニアへの転職を成功させるための方法について解説していきます。

特に未経験職種への転職は何よりも事前準備が大切になりますから、しっかりチェックしておきましょう。

プログラミングや業界知識を習得しておく

まずプログラミングや業界知識を習得しておくことが大切です。

未経験とはいえ最低限の知識を身に着けておかなければなかなか選考にも通りづらく、また業務がスタートしてから業務を遂行するにあたり苦労することも考えられます。

独学だと挫折してしまうリスクが高いため、未経験の場合はプログラミングスクールに通って学ぶのがおすすめです。

オンラインのプログラミングスクールや、転職活動をサポートしてくれるスクールもあるので興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

転職する目的や将来像を明確化しておく

二つ目に転職する目的や将来像を明確化しておくと良いでしょう。

未経験の場合はポテンシャルを重視される傾向にあるため、スキルの習得のみならずご自身のキャリアの展望や目標についても説明できるよう準備しておく必要があります。

なぜ未経験からエンジニアになろうと思ったか、どのようなことを成し遂げたいか整理することから始めてみましょう。

転職エージェントを活用する

三つ目に転職エージェントを活用して転職活動を進めていくのがおすすめです。

未経験からの転職となると、ご自身で会社のHPや転職サイトから応募する方法では書類で落ちてしまう可能性が高いです。

転職エージェントを活用すれば、未経験向けの求人を紹介してもらえるだけでなく、応募書類作成や面接対策・企業研究のサポートやキャリアプラン設計のアドバイスをもらえます。

また、応募の際に企業側にエージェントから推薦文が提出されることが多いので、担当エージェントには転職で叶えたい事や応募企業への意欲はしっかり伝えておきましょう。

未経験からのエンジニア転職におすすめのサイト・エージェント10選

ここからは未経験からのエンジニア転職におすすめのサイトやエージェントをご紹介します。

気になったところに登録して相談してみてくださいね。

サイト名	求人数	評価	ポイント
マイナビITエージェント	非公開		サポートが手厚い
リクルートエージェントIT	191,714件		実績豊富なアドバイザーが在籍
doda	239,309件		非公開求人も数多く扱っている
WorX	非公開		転職に必要なスキルを学べる
Next Career	452件		転職後もアフターフォローあり
Geekly	非公開		IT・Web・ゲーム業界に特化
WORKPORT	非公開		転職コンシェルジュが丁寧にサポート
type	2,505件		イベントで情報収集できる
はじめてのエンジニア	非公開		未経験からのエンジニア転職に特化
NIKKEN TOTAL SOURCING	非公開		充実した研修を用意している

①マイナビITエージェント｜エンジニア系の求人も豊富な総合型エージェント

マイナビITエージェントは大手マイナビグループが運営するIT・Webエンジニア向けのサービスです。

サポートの手厚さに定評があり、希望に合わせた求人紹介や応募書類の添削、面接対策にいたるまで二人三脚でサポートしてくれます。

特に初めての転職の方や選考対策に不安がある方におすすめです。

②リクルートエージェントIT｜業界知識豊富なキャリアアドバイザーが在籍

リクルートエージェントITは、約20万件にものぼる業界トップクラスの求人数を誇ります。

求人数が豊富なため希望に合った求人とのマッチングもしやすく、業界知識が豊富な担当アドバイザーが細かな希望条件もくみとって求人を提案してくれます。

自分では求人を探すのに不安がある方はぜひ登録してみましょう。

③doda｜一般に公開していない非公開求人も豊富

dodaはエージェントに登録した人のみが紹介してもらえる非公開求人を数多く扱っています。

非公開求人は「人気のため公開すると応募が殺到する」「経営戦略に関わる」などの理由から一般的な求人サイトには掲載されておらず、一部のエージェントにのみわたしている求人情報のことで、好待遇のものが多いのが特徴です。

幅広い求人から応募先を選びたい場合はぜひdodaに登録して非公開求人を含めて紹介してもらいましょう。

④WorX｜200時間のスキル支援とキャリア支援を両立

WorXは異業種からでも転職成功できるよう、スキルアッププログラムを受けることができるサービスです。

料金は転職成功後に払うスタイルのため、初期費用がかかりません。

ITスキル取得から転職活動まで支援してくれるので、未経験からでも学びスキルを身につけながら転職成功を目指せますよ。

⑤Next Career｜エンジニアライフのアフターフォローまでしてくれる

Next Careerは元エンジニアがアドバイザーを務めており、アドバイスの内容に専門性が高いのが強みです。

キャリアの戦略を一緒に練ってくれて、長い目で見て希望に合う企業を紹介してくれます。

転職後も定期的なアフターフォローがあるため、未経験での転職でも安心して次のステージで活躍していけるでしょう。

⑥Geekly｜IT・Web・ゲーム業界に特化

GeeklyはIT・Web・ゲーム業界に特化しており、アドバイザーも業界理解が深いのが魅力です。

スケジュール管理も含め的確にサポートしてくれるので、仕事を続けながらでもスムーズな転職活動が叶います。

また年収アップにも強みを持ち、転職者の81%が年収アップに成功したという実績もあります。

⑦WORKPORT｜転職コンシェルジュによるサポートが充実

WORKPORTは20年にわたり転職支援を行ってきており、転職決定人数No,1の実績があります。

実績豊富な転職コンシェルジュが丁寧にサポートしてくれて、転職やキャリアについて親身に相談に乗ってくれます。

未経験向けの求人も多く扱っており、転職活動のサポートを受けながらじっくり希望に合う転職先を探せます。

⑧type｜独自イベントやフェアも開催

typeは総合型の転職サービスで、IT業界を含め幅広い業種・職種の求人を保有しています。

独自イベントや転職フェアなどを開催しているのが特徴的で、一度に多くの企業の説明を聞くことができて企業探しの際に役立ちます。

まだ転職するか決めていない方や希望が固まっていない方は、イベントで情報収集してみるというのも良いでしょう。

⑨はじめてのエンジニア｜未経験からの転職に特化したエージェント

はじめてのエンジニアは未経験からITエンジニアを目指す方に特化した転職サービスです。

IT企業とのパイプを活かし、人柄重視で採用している企業などの求人を多く扱っています。

対象は20代・第二新卒となっているので、意欲のある若手の方はぜひ相談してみましょう。

⑩NIKKEN TOTAL SOURCING ｜未経験からプロのエンジニアになるための研修体制あり

NIKKEN TOTAL SOURCINGは充実した研修を用意しており、未経験からエンジニアを目指す方のスキル習得にぴったりです。

ご自身の目指したいキャリアに合わせて最適な研修を受けることができます。

最初にWeb説明会で様々な説明を受けることができるので、気になった方は申し込んでみてくださいね。

【まとめ】未経験でエンジニアに転職すると後悔する？

今回は未経験からエンジニアを目指す方に向けて、知っておくべき事実やおすすめの転職サービスについて解説してきました。

IT人材不足が叫ばれる中で未経験からでもエンジニアに転職するチャンスは充分にありますが、事前準備は必須です。

まずはスキルや知識を身につけ、転職サービスを活用して相談しながら自分に合う企業を探していきましょう。