組み込みエンジニアとは製品内部に組み込むシステムの開発に携わるエンジニアのことを指します。
活躍できる業界が幅広い上に、Iot技術への注目の高まりなどもあって将来性にも期待されている職種です。
組み込みエンジニアは専門的な知識が必要と言われていますが、未経験でも転職可能なのか、転職成功させるにはどうしたらよいのか気になっている方もいるでしょう。
組み込みエンジニアに必要なスキルやキャリアパスなども合わせて詳しく説明していくので、ぜひチェックしてみてください。
- 組み込みエンジニアとは製品内部のシステムを開発する職種
- 活躍の幅は広く需要も伸びている
- 転職にはエージェントを活用するのがおすすめ
- 迷ったらレバテックキャリアに登録してみよう
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組み込みエンジニアとは?
組み込みエンジニアとは、簡単に言うと家電製品やスマートフォン内部に組み込むシステムの設計や開発を行う職種のことです。
例えばレンジのスイッチを入れて時間を設定すると指定した時間分あたためが行われますが、これはレンジ内部のシステムによって制御されています。
エンジニアはWebエンジニアやシステムエンジニアなど様々な種類がありますが、組み込みエンジニアは主に独立した機器のシステムを扱います。
ソフトウェアの開発が中心となりますが、ハードウェアの開発に携わるケースもあります。
組み込みエンジニアの業務内容
では、組み込みエンジニアは具体的にどのような業務を行うのでしょうか。
項目ごとに分けて解説していきます。
- ①製品企画
- ②システム設計
- ③ハードウェア・ソフトウェア設計
- ④実装
- ⑤デバック・保守
①製品企画
システム開発の出発点となるのが製品企画であり、クライアントに要望をヒアリングしながら目的に沿う製品の企画を立案する段階で、要件定義とも呼ばれます。
製品企画/システム設計/ハードウェア・ソフトウェア設計のフェーズは上流工程と言われ、経験値が高いエンジニアが担当するケースが多いです。
この企画が開発プロジェクト全体の設計図となるため、相談を重ねながらクライアントに提案し、じっくり企画を練っていくことになります。
円滑なコミュニケーションや提案力が肝となるでしょう。
②システム設計
製品企画が固まったら、その内容を元にシステムの設計を進めていきます。
仕様書通りの製品を開発するためにどのようなシステムが必要か検討していくフェーズです。
コストやスケジュールの見通しを立てていく意味でも、実際の開発作業の前に機能や仕様を確認するシステム設計は重要でしょう。
実際の実装(プログラミング)工程まで携わるエンジニアもいれば、設計をメインに行う場合もあります。
③ハードウェア・ソフトウェア設計
システム設計にもとづいて、ハードウェア・ソフトウェア設計を行う段階です。
操作方法や処理方法といった概要を設計した後、それを実現するためのプログラムの構造やフローといった詳細を設計していきます。
システムに関することはもちろん、ソフトウェア・ハードウェアに関する幅広い知識が求められるでしょう。
④実装
実装では設計書に従ってプログラミングを行い、実際にシステムを開発していきます。
JavaやPHPといったプログラミング言語を用いてプログラムのコーディングを行う段階で、開発の現場や製品の特徴などによって使用する言語は様々です。
実装以降の工程は下流工程とも呼ばれ、チームを分けていたり別の会社が請け負っていたりするケースもあります。
⑤デバック・保守
実装したプログラミングが正常に作動するか、バグなどがないかといったことを確認するのがデバックです。
システム単体のテスト・複数システムの結合テスト・プログラム全体のテストなど各フェーズごとにテストを行い、イレギュラーがあれば調整や修正を行います。
保守はシステム完成後に行っていくメンテナンスやアップデートのことで、正常にシステムを運用していくために重要な工程です。
デバック・保守はどちらかというと新人や経験の浅いエンジニアが担当することが多くなっています。
おすすめの組み込みエンジニア転職向けエージェント10選
組み込みエンジニアの転職ならば、エージェントを活用するのがおすすめです。
担当アドバイザーからのサポートが受けられて効率的に転職活動が進められます。
おすすめの転職エージェント10社を紹介していくので、気になったものに登録してみてください。
サイト名 | 求人数 | 評価 | ポイント |
---|---|---|---|
非公開 | ITエンジニア向けで専門性が高い | ||
非公開 | マッチング精度が高い | ||
226,260件 | 業界トップクラスの求人数 | ||
非公開 | ハイクラス向け求人が多数 | ||
非公開 | 年収アップ実績が豊富 | ||
63,455件 | 懇切丁寧なサポート体制 | ||
917 | 社内SE特化で探しやすい | ||
29,089件 | 転職ノウハウが豊富にある | ||
1,238件 | スピーディに内定まで進められる | ||
31,283件 | カジュアルな企業探しが叶う |
①レバテックキャリア
- 業界知識の深いアドバイザーがサポート
- 紹介された求人の満足度は94%
- 最新かつ詳細な企業情報を得ている
レバテックキャリアはIT・Webエンジニア経験者におすすめの転職エージェントです。
特化型サービスのためアドバイザーは業界知識が深く、あなたの強みや経験の価値を的確に把握した上で求人を提案してくれます。
そのため紹介された求人の満足度は94%にのぼっており、利用者からも高い評価を得ています。
年7000回も企業に取材を行い最新かつ詳細な情報を得ているため、細かい希望まですり合わせてくれるでしょう。
レバテックキャリアのクチコミ
評価:[star-list number=5.0]5.0よく業界について理解している印象があり、提案にも納得感がありました。
評価:[star-list number=5.0]5.0最新技術を扱える職場を探していました。細かなニーズにもこたえてくれて、希望に合う転職先が見つかりました。
②Geekly
- 各職種に専門のコンサルタントが在籍
- マッチング精度が高い
- 忙しくてもスムーズな転職活動が叶う
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界に特化しており、細分化された各職種に専門のコンサルタントが在籍している点が強みです。
豊富な求人から希望に合わせて提案してくれるためマッチング精度が高く、求人の書類通過率が一般の3.4倍になっているという実績もあります。
コンサルタントがスケジュール管理なども含めサポートしてくれるので、仕事を続けながら転職活動を進める人や忙しい人にとっても使いやすいサービスでしょう。
Geeklyのクチコミ
評価:[star-list number=5.0]5.0企業との日程調整ややりとりなど代行してくれ、面倒なことは全て任せられたので助かりました。
評価:[star-list number=4.5]4.5特化しているだけあってIT業界の求人が豊富で、希望に合うものが見つかりました。
③doda
- 業界トップクラスの求人数
- 転職サイト・エージェントハイブリッド型
- お役立ちコンテンツも豊富
dodaは業界トップクラスの求人数を誇り、希望に合う求人を見つけやすいでしょう。
転職サイト・エージェントハイブリッド型サービスのため、自分のペースで求人を検索して探したり、エージェントにサポートしてもらったりと自分の転職活動ペースに合わせて利用できるのがポイントです。
診断やレジュメビルダーなどお役立ちコンテンツも豊富なので、登録しておいて損はありません。
dodaのクチコミ
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④JACリクルートメント
- ハイクラス層・経営層の転職支援に強い
- オリコン顧客満足度4年連続No,1
- キャリアアップや年収アップにぴったり
JACリクルートメントはハイクラス層・経営層の転職支援に強みを持っています。
コンサルタントの提案力の高さや対応の良さから利用者の評判が高くなっており、オリコン顧客満足度4年連続No,1を獲得するほどです。
キャリアアップを目指す方や年収アップを狙っている方はぜひ登録してみましょう。
JACリクルートメントのクチコミ
評価:[star-list number=5.0]5.0面談でのヒアリング力の高さやレスポンスの早さがありがたく、スムーズな対応でした。
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⑤TechClips
- 年収500万以上の高収入・好待遇の求人を扱う
- 非公開求人が多数
- コンサルタントは現役エンジニア・エンジニア経験者
TechClipsは年収500万以上の高収入・好待遇の求人に絞って掲載しており、ハイクラス向けの転職エージェントとなっています。
非公開求人も多数あり、他では見つけづらい求人も扱っているため選択肢を広げる意味でも登録しておきたいサービスです。
現役エンジニア・エンジニア経験者がコンサルタントを務めるため、細かな悩みにも対応してくれるでしょう。
TechClipsのクチコミ
評価:[star-list number=3.0]3.0知見の深いエンジニア経験者がサポートしてくれるため安心感がありました。
評価:[star-list number=4.5]4.5職務経験の話や扱いたい技術など、詳細な情報も理解してくれてありがたかったです。専門性が高いと感じました。
⑥マイナビITエージェント
- マイナビ運営のIT業界特化サービス
- 豊富な求人から最適なものを提案
- 丁寧なサポート体制がある
マイナビITエージェントは大手マイナビグループが運営する、IT業界に特化したサービスです。
マイナビならではのコネクションを元にした豊富な求人の中から、最適な求人を提案してくれます。
何よりも丁寧なサポート体制が魅力で、初めての転職の方や転職活動の進め方に不安がある人にもおすすめです。
マイナビITエージェントのクチコミ
評価:[star-list number=4.0]4.0親身にこちらの話を聞いてくれて、相談しやすかったです。
評価:[star-list number=4.5]4.5面接練習を行ってもらえました。苦手意識があったのでありがたかったです。
⑦社内SE転職ナビ
- 社内SEに絞って求人を掲載
- 紹介企業の満足度は120%にのぼる
- 幅広い職種の社内SE求人を扱う
社内SE転職ナビは社内SEに特化した求人を掲載しており、組み込みエンジニアを目指す方はチェックしておきたいサービスの一つです。
紹介企業の満足度は120%にのぼり、求人の提案に納得して評価している利用者が多くいることがうかがえます。
幅広い職種の社内SE求人を扱っているため、選択肢を広げながら探すことができるでしょう。
社内SE転職ナビのクチコミ
評価:[star-list number=4.5]4.5社内SE特化のため、時間を無駄にせず求人が探しやすかったです。
評価:[star-list number=5.0]5.0コンサルタントは社内SE各職種の特徴ややりがいなど熟知しており、相談しながら求人探しができました。
⑧type転職エージェント
- 25年以上にわたる転職支援の歴史
- 首都圏の求人に強い
- 効率的に転職活動が進められる
type転職エージェントは25年以上にわたって転職支援を行ってきており、転職ノウハウが豊富です。
特に首都圏の求人に強く、独自の求人やレアな求人も保有しています。
豊富なサポートがすべて無料で受けられ、効率的に転職活動が進められるのが嬉しいポイントです。
type転職エージェントのクチコミ
評価:[star-list number=4.0]4.0厳選して求人を紹介してくれている感じがしました。他で見なかった求人もありました。
評価:[star-list number=5.0]5.0転職活動のコツやポイントを熟知していて、安心してサポートを受けられました。
⑨WILL OF TECH
- 細かなニーズに合わせて求人が探せる
- スムーズに求人探しができる
- 2名体制の手厚いサポート
WILL OF TECHはITエンジニアにおすすめのサービスで、細かなニーズに合わせて求人が探せます。
「リモートワーク可」「フルフレックス」「女性活躍」などの特集や求人をまとめて検索できるので、スムーズに求人探しが進むでしょう。
サポートを受けることも可能で、2名体制の手厚いサポートゆえに内定率も高いのが特徴です。
WILL OF TECHのクチコミ
評価:[star-list number=3.5]3.5非公開のレア求人が多く、選択肢を広げられました。
評価:[star-list number=5.0]5.02名体制でのサポートが受けられ、各視点のアドバイスがもらえるため視野が広がりました。
⑩Green
- IT/Web業界最大級の求人数
- 面接前にカジュアルに面談することもできる
- スカウトサービスも利用可能
GreenはIT/Web業界最大級の求人数を誇る転職サイトです。
企業と直接やりとりができ、希望すれば面接前に面談をすることもできるため、自分の希望と求人のミスマッチを減らせるでしょう。
スカウトのサービスもあり、登録して待つだけなので企業探しの手間が省けます。
比較的転職活動に慣れている方におすすめのサービスです。
Greenのクチコミ
評価:[star-list number=3.5]3.5企業と直接やりとりできるので、気になることを聞いたりと便利でした。
評価:[star-list number=4.0]4.0スカウトをきっかけに知らなかった企業に出会えたのが良かったです。
組み込みエンジニアの種類
組み込みエンジニアは担当するシステムによっていくつかの種類に分かれます。
ここからは、それぞれの特徴や違いについて解説していきます。
自社インフラ担当
組み込みエンジニアの種類としては、システムを使用する上で欠かせない自社のサーバーやネットワークの開発や運用担当が挙げられます。
インフラエンジニアと呼ばれることもあり、担当する領域によりネットワークエンジニア・サーバーエンジニアなどとさらに職種が細分化される場合もあるようです。
近年ではウイルスやサーバー攻撃の脅威もあって情報セキュリティへの意識が高まっているため、セキュリティに関する知識も大切になってくるでしょう。
自社業務システム担当
会計管理や人事管理、生産管理など特定の業務を効率化するためのシステムを業務システムと言いますが、これの開発や運用を担当するのも組み込みエンジニアの一種です。
各会社の事業内容や運営方法などによってどのような業務システムが必要かは異なってきます。
社内のニーズや課題をよく理解し、それを解決するために能動的な提案を行っていく姿勢があると自社業務システム担当として活躍しやすいでしょう。
子会社やグループ会社のマネジメント担当
組み込みエンジニアの中には、子会社やグループ会社のマネジメントを担当する方もいます。
例えば子会社の業務改善のために必要なシステムを提案したり、開発プロジェクトの一部を管理したりする例があります。
エンジニア自身の経験やスキルのレベルによってどのようにマネジメントに携わるかは変わってきます。
組み込みエンジニアの市場動向・需要
IT技術は日々アップデートされ発展を遂げていますが、組み込みエンジニアの将来性や需要について気になる方もいるでしょう。
組み込みエンジニアは、扱うハードウェアは家電や医療機器、産業機器など多岐にわたり業界を問わず活躍の幅が広いのが特徴です。
これらは人々の生活の中になくてはならないものであり、さらなる進化も求められるため組み込みエンジニアの需要は今後も伸びていくと言えるでしょう。
特に近年IoT技術の注目が高まっており導入が進んでおり、IoT技術の知識を持つ組み込みエンジニアの市場価値が高まっているようです。
技術や知識をアップデートし学び続ける姿勢があると長く活躍していける可能性が高いでしょう。
組み込みエンジニアに必要なスキルとは
組み込みエンジニアは様々な業界で活躍のチャンスがあり需要も高い職種ですが、どのようなスキルが求められるのでしょうか。
必要なスキルについて具体的に解説していきます。
- プログラミングスキル
- ソフトウェア・ハードウェアに関する知識
- OSに関する知識
- コミュニケーション能力
プログラミングスキル
まず当然のことながら、プログラミングに関するスキルは必須となります。
実務でプログラミングを行えることはもちろん、様々なプログラミング言語の知識を備えていると各開発現場で重宝されます。
未経験からの転職を検討している方は、独学で学べる教材やプログラミングスクールなども数多く存在していますので、チェックしてみましょう。
ソフトウェア・ハードウェアに関する知識
組み込みエンジニアはソフトウェア・ハードウェアに組み込むシステムを開発するわけですから、ソフトウェア・ハードウェアに関する知識も必要です。
他のエンジニアだとソフトウェアの開発がメインであるケースも多いですが、組み込みエンジニアは両方の知識を身につけなければならず、また組み込み系独自の技術も扱います。
現場によってはハードウェアの回路図を参考にして設計を進めるケースもあるので、回路図を読めるなどある程度のハードウェアの知識があると実務で役立ちます。
OSに関する知識
組み込みエンジニアにはプログラミングの知識と合わせて、使用するOSの知識も必要とされています。
組み込みの開発では「TRON」「T-Kernel」など独自のOSを用いるケースが多いです。
開発する製品によってどのOSを採用するかも異なるため、必要なOSの知識を備えておく必要があります。
コミュニケーション能力
専門的なスキルと合わせて、組み込みエンジニアとして仕事を行う上ではコミュニケーション能力も大切になってきます。
開発では一人で仕事をするということはほとんどなく、多くの場合チームを組んでプロジェクトの完遂を目指します。
全体でスケジュールやコストを管理しながら進めていく必要がありますから、メンバー同士の円滑なコミュニケーションが欠かせません。
特にマネジメント職へのキャリアアップを目指す場合、コミュニケーション力が重視されるでしょう。
組み込みエンジニアが激務というのは本当?
組み込みエンジニアは激務、やめておいたほうが良いという噂を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
実際の忙しさは会社や個人のスキル、業務範囲によって変わるため一概には言えません。
忙しいと言われる理由には、組み込みエンジニアの需要の高さに対して人手不足であることや要求される知識の多さなどが影響しています。
クライアントの要望によってやテスト段階において仕様変更などが起こるケースも多く、追加の作業が発生したり納期に追われたりするケースがあることも一因でしょう。
もちろん生活とのバランスを取って働けている方も多くいますから、休日や残業などの条件をよく確認し自分に合う環境を選ぶことが大切です。
組み込みエンジニアのキャリアパス・年収イメージ
ここまで、組み込みエンジニアの業務内容や今後の需要について解説してきましたが、転職する際に気になるのがキャリアパスや年収ですよね。
ここでは、組み込みエンジニアの考えられるキャリアパスや実際の年収についてそれぞれ解説していきます。
キャリアパス
組み込みエンジニアはその性質上求められる知識の範囲が広く、他の職種への転職においても有利になる可能性が高いです。
キャリパスとしても組み込みエンジニアとして技術を磨き続けていく道、別のエンジニアへ転職する道、マネージャーなどディレクションする立場を目指す道など様々に考えられます。
ITエンジニアには多くの種類がありますが、ソフトウェアエンジニアやWebエンジニア、IoTエンジニアなどは組み込みエンジニアとしての経験を活かして転職しやすいでしょう。
プロジェクト全体を管轄するマネージャー職は、スケジュールやコスト管理などプラスアルファのスキルが身につき、また年収アップも目指せる選択肢と言えます。
年収イメージ
組み込みエンジニア全体の平均年収は600万円程度と言われており、他のエンジニア職と比較して高い水準にあります。
とはいえ会社やその人のスキルレベル、業務範囲などによって大きく収入に差が出る点に注意が必要です。
幅広い言語の知識がある方やIoTなど需要の高い技術に関して知見が深いエンジニアは重宝され、収入も上がる傾向にあります。
最新技術を学び知識をアップデートさせていくことが年収アップの鍵と言えるでしょう。
未経験でも組み込みエンジニアへの転職は可能?
将来性や需要もあり、年収も高いことから魅力的に感じる組み込みエンジニアですが、未経験者が組み込みエンジニアに転職することは可能なのでしょうか。
実際のところ、未経験からでも組み込みエンジニアへ転職することは可能ですが、簡単な道ではありません。
需要の高さに対して組み込みエンジニアは人手不足の傾向にあるため、未経験からでも採用している企業は存在しています。
しかし組み込みエンジニアに求められる知識は幅広く、また最初はデバックや保守といった末端の工程に携わることになるケースも珍しくありません。
資格を取得するなど事前に勉強する努力が大切ですし、働き出した後も自分からスキルアップを図っていくと良いですね。
組み込みエンジニアを目指す人が持っておくと有利な資格
資格を持っておくと、その領域について知識やスキルがあることを証明できるため転職活動で有利になる可能性があります。
特に未経験の方はまず資格取得を目指して勉強するのが有効でしょう。
組み込みエンジニアが持っておくと有利な資格について解説していきます。
- ETEC
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ETEC
ETECは一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が運営している、組み込み系技術に関する資格の一つです。
合否で判定するのではなく、点数によって組み込み系の技術レベルを判定するという制度を取っており、習熟度に合わせてレベル別の試験が用意されています。
組み込み系独自の知識や専門性の高い技術も含めて、組み込みエンジニアに必要な知識を幅広く学べる資格となっています。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は組み込み系に限らずデジタル人材に必要なIT技術を問う試験であり、ITエンジニアはもちろんビジネス職の方で取得を目指す方もいます。
IT業界で働く際に必要な入門的な知識の習得を目指している試験であるため、未経験からIT業界や技術について学びたい方にぴったりの資格です。
IT技術に限らずビジネスに必要な教養なども学べますので、挑戦して損はないでしょう。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は基礎を踏まえて応用的かつ実践的な技術力があるかを問う試験であり、その分難易度も高くなっています。
試験対象は実務経験が5~6年程度あるエンジニアがイメージされており、合格率は20%程度と言われています。
相応の勉強時間や経験値が必要になってきますが、その分高い技術力やスキルの証明となり合格すると評価してもらえる可能性も高いです。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は情報処理推進機構が認定を行っている試験で、組み込み系エンジニアの方向けの内容になっています。
IoTを含む組み込み系システムの需要が高まっている今、注目されている試験でもあります。
問われる開発対象のシステムは多岐にわたるため、実務経験がある方でもご自身が開発してきた領域以外のシステム開発について改めて習得する必要があるかもしれません。
【未経験者】組み込みエンジニアを目指す人がスキルを得るには
組み込みエンジニアは確かに必要な知識量も多く専門性が高いですが、未経験から目指すことも可能です。
未経験からの転職を検討している方に向けて、スキルを学ぶ方法について解説していきます。
独学で知識をつける
一つは独学で知識をつける方法が考えられます。
組み込みエンジニアを目指す方がまず学ぶべきはIT技術の基礎知識やプログラミング言語についてでしょう。
これらは一般の方向けの教材も充実しており、テキストやオンラインの動画セミナーなどを活用すれば手軽に勉強が進められるようになっています。
とはいえ闇雲に勉強していても実務に役立つスキルは得づらいため、資格取得や興味のある分野に必要な言語の習得など、具体的な目標を立てるのがおすすめです。
スクールに通って資格を取得する
スクールに通って資格取得やスキルの習得を目指すのも有効です。
スクールはプロに教えてもらいながら勉強が進められて効率的ですし、分からないことが出た際にもすぐ聞いて解決できるといったメリットがあります。
知識を学ぶだけでなく実践的なスキルも教えてもらえるスクールも多いですので、近くのスクールをチェックしてみましょう。
独学だと思うようにいかず挫折してしまうケースもあるため、学習計画が不安な方はスクールに通うことも検討してみると良いでしょう。
組み込みエンジニアが転職エージェントを利用する流れ
エージェントを利用した場合の転職活動の流れについて見ていきましょう。
スムーズに転職活動を進めるためにもチェックしておいてくださいね。
[timeline] [ti label=”STEP1″ title=”会員登録”]まずは会員登録を行います。数分で簡単に済む場合が多いです。[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”面談”]担当アドバイザーとの面談を行い、キャリアの棚卸しや希望条件を決定します。この時に職務経歴書や履歴書の提出を求められる場合があるので事前に準備しておきましょう。[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”応募”]気になる企業が見つかったら応募していきます。応募の手続きはエージェントが代行してくれるため、担当エージェントに応募するかどうかを伝えるだけでOK。[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”面接”]書類選考が通過できれば面接に進んでいきます。面接日程はエージェントを通して調整することが多いので、担当エージェントからの連絡はこまめにチェックしておきましょう。企業によって複数回面接がある場合もあります。[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”内定”]面接を突破できれば内定となります。入社準備を進めましょう。[/ti] [/timeline]
組み込みエンジニアが転職エージェントを使って転職活動を行うメリット
組み込みエンジニアの転職においては、エージェントを活用するのがおすすめです。
具体的にどのようなメリットがあるのか解説していきます。
- ①豊富な求人の中から自分のスキル・希望に合った求人を提示してくれる
- ②業界に強いエージェントが転職をサポートしてくれる
- ③面接日程調整などの負担を減らせる
- ④年収などの条件交渉を代行してくれる
①豊富な求人の中から自分のスキル・希望に合った求人を提示してくれる
一つは豊富な求人の中から自分のスキル・希望に合った求人を紹介してもらえる点です。
転職サイトには多くの求人が掲載されていますが、その中から希望に合うものを探すのは容易ではなく手間もかかります。
転職エージェントを利用すれば効率的に自分の希望やスキルに合った求人を見つけることができるだけでなく、自分の経験やスキルを活かしてキャリアチェンジを提案してくれることもあるでしょう。
②業界に強いエージェントが転職をサポートしてくれる
転職エージェントを利用することで、業界に強いエージェントが転職をサポートしてくれるのもメリットです。
その職種に転職するためにはどのような強みをアピールすべきか等の具体的に転職成功に役立つアドバイスがもらえます。
特に転職が初めての方は転職エージェントを利用する価値が高いでしょう。
③面接日程調整などの負担を減らせる
転職エージェントを利用すると、企業とのやりとりやスケジュール管理などもサポートしてくれます。
面接の日程調整などは意外と手間がかかるので、これを任せられるのは負担軽減につながります。
求人探しや選考対策に集中できるのが嬉しいポイントですね。
④年収などの条件交渉を代行してくれる
企業に直接伝えにくい、年収などの就業条件の交渉を行ってくれるのも魅力です。
特に給与や休日などは多くの人が譲れない条件があると思いますが、内定後に提示された条件が希望する年収より少なかったりするケースもあります。
エージェントを利用すれば、内定後に提示された条件に対する交渉も担当エージェントが代行してくれるので安心です。
【まとめ】組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェント10選
今回は組み込みエンジニアについて仕事内容や将来性、年収イメージなど幅広く解説してきました。
組み込みエンジニアの需要は今後も高まっていくとみられ、スキルや経験次第で高収入も狙える職種と言えます。
しかし、未経験からの転職は難易度が高いため、他の職種からのキャリアアップを狙うか、未経験歓迎の求人に強いエージェントを利用するなどの工夫が必要です、
転職にはエージェントを活用するのがおすすめですので、今回紹介した中から気になったものに登録してみてくださいね。