IT企業への就職・転職にあたり、自分は文系出身だからどうなのか・・という悩みを抱えている方もいることでしょう。
この記事では、文系出身者でもIT企業への就業が歓迎されるために必要な項目と注意点などを細かく解説していきます。
文系だけど、IT企業に入りたい!
IT企業に入るための成功の秘訣を知っておこう!!
この記事では、文系の方に向けたIT転職の実情と、成功のための実践的な方法を解説。
IT業界へ就職・転職する際の志望理由について、クオリティを簡単に上げる方法をご紹介します。
この記事の内容をよく読んで実践することで、文系のあなたがIT企業に就職・転職できる確立がきっと高まるはずです。
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文系出身でもIT企業への志望は歓迎される!
IT業界と聞くと「理系」をイメージする人も多いことでしょう。実際に自分は文系だけど大丈夫か心配、という声も多いようです。
この記事では、そうしたイメージを覆し、文系がIT業界で歓迎される理由と背景について解説します。
仕事内容は営業や事務など、多岐にわたる
IT業界といえば、SE(システムエンジニア)がその代表的な職種です。
SEとは、コンピュータシステムの企画や設計、構築などに携わる仕事をいいますが、こうしたSE業務の最上流に位置する「要件定義」には、文系の力量とセンスが重要視されます。
クライアントとの打合せ、システムの企画から開発までに必要な期間や人数、費用などを策定する要件定義では、コミュニケーション能力が重要視されるため、文系出身者が活躍していることが多いです。
また、クライアント交渉の最前線であるIT営業職や、人事・総務・経理といった管理・事務部門ではむしろ文系社員のほうが有利です。
こうみてくると、文系は理系よりもむしろIT業界で活躍できる分野は多岐にわたっているといえます。
IT業界全般で人材不足が続いており、IT未経験者でも募集してる企業が多い
経済産業省が2019年3月に取りまとめた報告書(「IT人材需給に関する調査」)によれば、IT人材の需給ギャップやIT需要構造の変化による、IT業界における人材不足が明らかです。
また、IT人材不足を補うために、今後はAIの活用や先端技術に対応した人材育成が必要と指摘されています。
こうした状況から、今後ますますITエンジニアの数は不足していくことが予測されます。
逆を言えば、不足しているからこそ人材への需要が高く、IT未経験者でも募集している企業が多く、転職しやすい職種であるといえます。
ITエンジニアの世界は今、「売り手市場」の状況です。
▼IT業界の今後についてはこちらで詳しく解説しています。
入社後の研修が充実しており、ITの知識を得る事ができる
時代の最先端をいくIT業界では、専門性の高い仕事が中心のため、新人に対して、他の業界よりも一層教育を丁寧かつ緻密に行うのが通例です。
主な研修内容は下記のとおりです。
・ITインフラ研修
ネットワークやサーバーなど業務に必要な周辺環境について学びます。
・プログラミング研修
実際のプログラ ム開発過程に必要な技術を学びます。
・ビジネスマナー研修
社会人としてのビジネスマナー、クライアントや同僚とのコミュニケーション手法などについて学びます。
このような充実した研修を通じ、IT知識を学ぶことができます。
【文系】IT業界への志望理由で書いてはいけないNG例
文系でもIT業界へ転職できる理由と背景を解説しましたが、それでも、志望理由の中で書いてはいけない項目があります。
その点について詳しく解説していきます。
志望理由が口先だけ
自分がこれまでやってきた行動に関する実績などをアピールすることは大切ですが、企業が求めるスペックをしっかりと認識せずに一方的に自己アピールを優先させたり、実績の裏づけがあいまいな項目を得意げに語るのは避けたいものです。
企業としては、志望者の真の能力や可能性を判断したいので、盛りだくさんの自己アピールや、裏づけに乏しい「口先だけ」の姿勢は逆に信頼性を疑われてしまう結果となります。
「勉強したいから」は受け身の姿勢に捉えられることもある
IT業界を目指す文系学生・出身者は、これまで自分が培ってきた得意分野や実績、経験などがIT企業の求めるスペックと異なる場合、入社後すぐに戦力として活躍できない場合もあると思われます。
そのため、素直に入社後しっかりと勉強して戦力になるよう頑張るという意識は重要ですが、それがあまりにも強調され、企業側から入社後活かせるスキルがないと判断されると、マイナス評価に繋がってしまいます。
給料や労働時間など待遇面を優先した内容
IT業界は他の業界と比べると給与水準も高く、労働時間を含めた待遇面も良い環境にあります。
だからといって、こうした待遇面の良さを志望理由に挙げるのは避けるべきです。
企業側は、求職者に対してIT業界でやっていけるスキルや意欲、また能力があるかどうかを見極めるのが目的で採用活動を行います。
仕事の内容よりも待遇面を要求するように見える求職者には、企業は決して高い評価を与えません。
なぜ、その企業でないとダメなのかが明確ではない
IT業界の中でも、なぜその企業に就業したいのかを明確にし、アピールすることが必要です。
IT業界への志望度が高いからその企業への志望度も高い、という動機では企業に対して全く説得力を持ちませんし、逆に企業からは、この志望者はIT業界であればどこでもいいと考えているのではないかとの疑念を抱かれてしまいます。
こうした事態を避けるためには、その企業の情報をしっかりと分析し、その企業でしかできないことや強みをアピールするなど、十分に企業研究する必要があります。
文系がIT企業の内定を獲得するために必要な5つのこと
文系に対するIT企業からのニーズの背景、また避けるべき対応についてみてきましたが、続いて企業から内定を勝ち取るために必要なポイントについて解説していきます。
IT業界の知識を少しでもつけておく
IT業界への就職・転職するに際して、いくら当該企業が「未経験可、文系歓迎」などとしていても、IT業界の研究やプログラミングの勉強を全くしないまま就職・転職活動をすることは問題です。
IT業界に関心がある姿勢や、営業や管理部門などを含む、その企業が募集している職種への研究心とやる気を持ち、面接時などでも好印象を与えることが重要です。
文系であっても、IT業界で活躍するためにプログラミングの勉強をしていたり、IT業界に関する各種セミナーや講座などを受講し、知識と知見を高める努力をしている候補者に対しては、企業の採用担当者や面接官も高い評価を与えます。
企業は、IT業界で活躍できる可能性を秘めた候補者を採用したいと願っています。
その希望に応え、自分のIT業界での可能性をしっかりとアピールするためにも、IT業界における様々な知識を学ぶ姿勢が非常に重要です。
IT業界に関する知識を付けるために資格の勉強をしてみることもおすすめです!
▼IT業界への転職に有利な資格についてはこちらで解説しています。
事前の企業調査を入念におこなう
なぜその企業でないとダメなのかを明確にする必要性については上述したとおりですが、自分が志望する企業についての研究は、貪欲にやり尽くす気概を持って臨むことが必要です。
その企業の歴史や背景、事業ドメインや長所と短所、競合他社の状況、経営トップの人柄や方針、企業ビジョン、処遇などなど、研究すべき項目は多数あります。
そして、重要な項目として、面接の際にはほぼ間違いなく、面接官からなぜその企業を志望したかという志望動機について聞かれます。
それに対する明確で説得力のある回答を述べるためには、その企業について徹底的に調べ、理解し、納得した上で進めることが大切です。
自分が本当にこの企業に入って力を発揮したいという、しっかりとした目標を持つことが重要です。
OB訪問で企業を深堀りし、面接時の会話のネタにする
自分が志望する企業の面接に臨む前に、自分でその企業の研究を進め、しっかりと情報を整理した上で、その企業に在籍するOBを訪問し、感触を確かめることが大切です。
OBとの非公式な面談を通じ、自分が調べて認識しているその企業の情報を直接話し、その信憑性や妥当性についてチェックしてもらうことが可能となります。
また、その会社の社風や文化が自分の意識と乖離がないかについても、事前にフィードバックを求めることができます。
そして、いざ面接の際、自分がその企業のOBと話し、得られたアドバイスなどを面接官に語って会話のネタとすれば、共感度が増し、評価も高まります。
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文系だからこその視点でIT業界の志望理由を考える
前述したとおり、IT企業が文系を求めるのにはそれなりの明確な理由があります。
企業が文系に求める資質や能力をしっかりと認識し、自分が文系であるからこそのメリットや能力を企業に活かし、貢献することが重要です。
そのためにも、自分が志望する企業との面接に当たっては、クライアントと直接折衝する上流SEとしての要件定義能力であったり、営業・コミュニケーション能力であったり、また管理的素養や資格などといった、文系ならではの長所をしっかりと認識し、面接官にアピールすることが大切です。
面接官も、候補者が自分の文系としての立ち位置や長所をよく理解し、貢献してくれそうだとの好感触を抱くこととなります。
【裏技】転職エージェントを使い倒す
文系の方がIT業界に転職するためには、この記事でお伝えしているようなテクニックは抑えておきたいところ。
しかし、自分で情報を仕入れて実践するには限界があります。
そんなときに頼りになるのが、IT業界に強い転職エージェントです。
転職エージェントは就職・転職市場のプロフェッショナル。
面接対策や応募書類のブラッシュアップも得意としています。
応募書類の添削や面接対策は、転職エージェントに頼める?
履歴書や職務経歴書といった企業への応募書類の添削や面接対策は、転職エージェントが得意とする専門分野。
企業に提出、または足を運ぶ前に、ぜひアドバイスを受けることをお勧めします。出典:リクルートエージェント公式サイト(r-agent.com/service/support)
優秀なキャリアアドバイザーに出会えれば、あなたの持ち味を引き出して企業と有利に交渉してくれるのです。
IT業界特化型の転職エージェントもありますが、おすすめなのは大手の総合型転職エージェントです。
逆に、IT業界特化型転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは理系思考の方が多く、事前面談の時点で息苦しさを感じてしまうかもしれません。
総合型転職エージェントは文系の方の支援に慣れているので、IT企業に響く魅力の打ち出し方が上手な傾向にあります。
数ある転職エージェントの中でも、求人数日本最大級のリクルートエージェントを選ぶのが無難です。
ベンチャーからハイクラス求人まで幅広い企業の中から、あなたに最適な1社に出会えます。
経験豊富なエージェントからIT転職に必要な知識やマインドを吸収し、キャリアだけでなく人間的な成長に活かせるチャンスです。
【文系】IT業界で内定を勝ち取るための志望理由の書き方を3つ紹介
IT業界への就業を成功させるためには、何といっても企業が納得する明確な志望動機を伝え切ることが非常に重要です。
内定を勝ち取るための志望理由の書き方について解説します!
明確にIT企業の志望部署が決まってない場合の志望理由
IT企業への就業を目指している一方、どの部署を志望するのかが明確になっていない場合には、その企業に対する前向きな姿勢と具体的な行動目標を示すことが大切です。
前向きな姿勢とは、その企業がどんなサービスを展開しており、自分が出来る業務分野を研究し、しっかり理解をしていることを伝えることで、企業はその意欲を評価します。
自分の得意分野や、やりたいことを伝えるだけでなく、その企業のどこに魅力を感じたかということを明確に伝えることで、入社後もしかるべき部署を検討する方向となります。
また、具体的な行動とは、ITの知識を学ぶために講座を受講したり、プログラミングを勉強したり、といった積極的な行動を示すことです。
こうした態度は企業にも伝わり、意欲と入社後の伸びしろを評価されます。
プログラマーを志望する場合の志望理由
文系でプログラマーを志望する場合は、自分が文系なのになぜプログラマーとしてその企業に貢献できるか説明することが必要です。
プログラマーの世界でも、分かりやすい文章を書くことができる人は読みやすいプログラムを書くことが出来ると評価されています。
また、プログラマーにとって必要なスキルは、プログラミングスキルといった技術力ではなく、論理的思考力だといわれています。
このため、自分が文系だからといって、単にプログラミングの技術がないことを卑下する必要はありません。
むしろ、文章能力や論理的思考能力をベースに、プログラマーとして総合的に貢献できる可能性を志望動機に明示することで、企業側の理解を得られることに繋がります。
営業を志望する場合の志望理由
IT企業での営業とは、基本的にはIT関連の製品やサービスを販売が中心となります。
その際に、クライアントとのコミュニケーションを一任されるケースが多く、プログラマーやシステムエンジニア、デザイナーなど、社内外の技術関係者とのコンタクトが求められます。
そのため、コミュニケーション能力や案件管理業務への対応能力が重要となります。
また、様々な資料作成能力やプレゼン能力に加え、誠実さや親切さといった人間性も求められる職種です。
文系の場合、これまで総合的に培った適正や人間性を存分に発揮し、営業職として企業に貢献できます。
自信を持って、また適切に営業力をアピールしましょう!
▼未経験でIT業界に転職するための志望動機についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ【志望理由】文系がなぜIT業界を選んだのか?選考を突破する志望理由と内定の秘訣を解説!〜
IT業界への就業に際して、文系が活躍できる可能性と背景、理由などについて解説してきました。
- 志望理由「スキルアップ」は要注意。会社にどう貢献出来るかが重要
- 人気のIT転職・就活を攻略するには、IT企業が重視する点から逆算する必要がある
- 志望理由が浮かばない人は転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめ
- 採用のプロである転職エージェントなら、IT企業目線で面接指導や添削をしてくれる
- 転職業界大手のリクルートエージェント なら25万を超える求人から選択できる
- 多数の優秀なキャリアアドバイザーが大手企業への就職・転職成功率を上げてくれる
文系の長所としては、資料を読んだり話を聞いたりしながら、クライアントからの要望を正しく理解し、どんな物を作ってほしいのかプログラマーに分かりやすく伝えることが出来る総合的な能力が挙げられます。
相手に伝える、また状況を汲み取る能力は、IT企業に求められる要素であり、クライアントとの上流での交渉能力も非常に重要です。
文系で、文章を書く素養があったり、コミュニケーションに自信がある人にとっては、IT企業への就業は望ましいといえます。
更に、将来的にはトップSEの素質まであるとも言えるでしょう。
文系は相手が示唆することを読み取る能力に長けているので、クライアントの立場や要求を理解でき、高いコミュニケーション能力を活かして様々な調整が可能となります。
IT企業にとっては、コミュニケーション能力や人間性が重視されます。
実際に、IT企業では数多くの文系出身者を採用しており、技術職以外にも営業職などで大活躍している人も少なくありません。
文系がIT企業を支える気概を持って臨んでいただきたいものです。
また、IT業界とコロナの関係について述べてる記事もありますので、そちらも是非ご覧いただいて、皆さまの就職・転職活動に役立ててください