コンサルの仕事に転職したいと思っていても、コネもなく経験もないとどうやって転職活動をすればいいのか迷ってしまいがちです。
そんな時には、コンサル業界に特化した転職エージェントを利用してみましょう。
コンサルの仕事に詳しく、異なる職種からの転職についても心得ているエージェントに頼ることで、コンサルへの転職を有利に進めることができます。
本記事では、実際にコンサルへの転職活動に役立つ優秀な転職エージェントを5社紹介していますので、絶対にコンサルへの転職を果たしたいという方はぜひ参考にしてみてください。
- コンサル業界は特殊なため豊富な知識を持った転職エージェントの利用は必須レベル
- 転職エージェントは特化しているコンサルの種類や業界知識の多さで選ぶ
- 最もコンサルに強い転職エージェントは「アクシスコンサルティング」
- コンサルへの転職を希望している方は転職サイト「ビズリーチ」も活用しよう
コンサルに強い転職エージェントを選ぶポイント
転職エージェント選びは、その後の転職活動の結果を大きく左右するものです。
特にコンサルのような特殊な仕事に転職を希望している場合は、なおさら転職エージェントの良し悪しが重要になってきます。
コンサルへの転職希望者の方が正しく転職エージェントを選ぶために注目すべきポイントは、以下の3点です。
- 特化しているコンサルティングサービスの種類
- コンサルファームの内情に詳しいスタッフがいるか
- ケース面接の対策を任せられるか
特化しているコンサルティングサービスの種類
コンサルに転職をすると、企業が抱える問題を解決するために支援やアドバイスを行うコンサルティングファームに就職することになります。
コンサルティングファームは提供するサービスの種類によって何社も存在しているため、まずは自分が目指すのがどのタイプのコンサルティングファームなのかを明確にしなくてはなりません。
就職したいコンサルティングファームの種類が決まったら、各タイプのコンサルティングファームに特化した転職エージェントを探していきましょう。
タイプ①:IT系コンサルティングファーム
ITに関する悩みを抱えている企業を支援するコンサルティングファームです。
今まで培ってきたITの知識をフルに活かしてクライアント企業の課題を解説したいと思っている方は、このタイプを選択しましょう。
【IT系コンサルティングファームの仕事例】
- Webマーケティングの戦略を立てる
- SCM・CRMシステムの導入を手伝う
タイプ②:戦略系コンサルティングファーム
会社の経営自体に問題がある企業のためにビジネス戦略を立てるコンサルティングファームです。
新規事業を始めようとしている企業や海外進出をしようとしている企業など、今までに経験のない事にチャレンジしようとしている会社の支援なども行っています。
【戦略系コンサルティングファームの仕事例】
- 海外進出プロジェクトの支援
- コスト削減や事業撤退に関するアドバイス
タイプ③:組織人事系コンサルティングファーム
組織の人間に対する教育体制や評価制度などを見直したいと思っている企業をサポートするコンサルティングファームです。
人事に関する様々なプロジェクトを支援します。
【組織人事系コンサルティングファームの仕事例】
- 人材開発戦略策定
- インセンティブ制度の見直し
タイプ④:会計・ファイナンス系コンサルティングファーム
企業が抱える資金の悩みについて調査したり分析したりしながら、解決策を提案していくコンサルティングファームです。
会計士の資格などを有している方は、スキルを活かせる可能性があります。
【IT系コンサルティングファームの仕事例】
- コストマネジメント再構築
- 連結決算システム導入
コンサルファームの内情に詳しいスタッフがいるか
コンサル業界の内情について詳しいスタッフが担当者としてついてくれるような転職エージェントを探しましょう。
会社についての知識も豊富で、ホワイト企業かどうかのアドバイスや離職率などについて教えてくれる担当者が付いてくれれば、転職活動がよりスムーズに進みます。
ケース面接の対策を任せられるか
コンサルティングファームで求められる技能をチェックするために、コンサルの転職時にはケース面接というものが行われます。
普通の面接とは異なりあらゆる問題に立ち向かう姿勢と思考力を試される面接スタイルなので、それなりにケース面接に関する知識を有している担当者でなければ対策を任せられません。
そのため、転職エージェントを選ぶ時には、ケース面接に詳しい担当者がいるかどうかもしっかりとチェックするようにしましょう。
コンサルへの転職を有利に進められるおすすめの転職エージェント5選
コンサルに強いおすすめの転職エージェントを5社紹介します。
どの会社が自分に合っているのか一目でチェックしたいという方は、以下の比較表をご参照ください。
会社名 | 得意分野 | 情報精通度 | 面接サポート |
アクシスコンサルティング | コンサル全般 | ◎ | ◎ |
ムービンストラテジックキャリア | 戦略系コンサル | ○ | ◎ |
ランスタッド | コンサル全般 | ○ | ○ |
コトラ | 事業再生系コンサル | △ | ○ |
アンテロープ | 会計・ファイナンス系 | △ | ○ |
アクシスコンサルティング
コンサル業界のことなら何でも知り尽くしているコンサルへの転職に特化した転職エージェントです。
キャリアアドバイザーは優秀な方が多く、条件と能力に見合った求人を紹介してもらえます。
掲載求人数 | 非公開 |
得意分野 | コンサル全般 |
情報精通度 | ◎ |
面接サポート | ◎ |
対応エリア | 全国 |
ムービンストラテジックキャリア
転職を成功させた実績が業界トップクラスのムービンストラテジックキャリアもおすすめです。
業界経験が豊富なエージェントのサポートによって、多くのコンサル未経験者が転職を果たしています。
求人数 | 非公開 |
得意分野 | 戦略系コンサル |
情報精通度 | ○ |
面接サポート | ◎ |
対応エリア | 全国 |
ランスタッド
コンサルや外資系など、ハイクラス向けの求人を多く扱っている転職エージェントです。
コンサルに詳しいスタッフも在籍しているため、他のエージェントと併せて登録しておくのがおすすめです。
求人数 | 約7,500件 |
得意分野 | コンサル全般 |
情報精通度 | ○ |
面接サポート | ○ |
対応エリア | 全国 |
コトラ
事業再生系コンサルの求人を多く保有している転職エージェントです。
外資系にも強いので、自分の語学力を活かしてコンサルを行いたい方にはピッタリでしょう。
求人数 | 約1万件 |
得意分野 | 事業再生系コンサル |
情報精通度 | △ |
面接サポート | ○ |
対応エリア | 全国 |
アンテロープ
金融業界とコンサル業界に強いアンテロープも利用すると、さらに転職活動の幅が広がります。
会計・ファイナンス系コンサルが得意分野なので、会計士などの資格を活かしたいという方にもおすすめです。
求人数 | 約2,000件 |
得意分野 | 会計・ファイナンス系 |
情報精通度 | △ |
面接サポート | ○ |
対応エリア | 全国 |
コンサルへの転職成功に欠かせない転職サイト3選
転職サイトには転職エージェントよりも求人が掲載されています。
そのため併用することで、より多くの求人に応募することができるようになるのです。
以下のいずれかの転職サイトに登録しておくと、転職活動の効率が一気にアップするでしょう。
会社名 | 公開求人数 | 業種 | 対応エリア |
ビズリーチ | 約12.3万件 | 業種問わず | 全国 |
キャリアカーバー | 約6万件 | 業種問わず | 全国 |
MIIDAS | 約6万件 | 業種問わず | 全国 |
ビズリーチ
ビズリーチは学歴や職歴に自信がある方向けの転職サイトです。
高年収求人が多く、スカウトシステムも便利だと評判を呼んでいます。
公開求人数 | 約12.3万件 |
非公開求人数 | 求人全体の80%以上 |
業種 | 業種問わず(高年収の求人が多め) |
年齢 | 年齢問わず |
対応エリア | 全国 |
キャリアカーバー
リクルートが運営しているハイクラス向けの転職サイトです。
高レベルな求人だけを取り扱っているにもかかわらず求人掲載数が多いので、好条件の転職先を見つけられる可能性が高まります。
公開求人数 | 約6万件 |
非公開求人数 | 非公開 |
業種 | 業種問わず |
年齢 | 年齢問わず |
対応エリア | 全国 |
MIIDAS
MIIDASを利用してスキルや職歴を入力すれば、現在の自分の市場価値を調べることができます。
求人サイトやマッチングサイト、業界研究サイトとしても使える便利な転職サービスです。
公開求人数 | 約6万件 |
非公開求人数 | 非公開 |
業種 | 業種問わず |
年齢 | 年齢問わず |
対応エリア | 全国 |
転職エージェントなしでコンサルへの転職を成功させるのは難しい
転職エージェントを使わなくても、コンサルティング会社に就職することは不可能ではないでしょう。
しかし、コンサル業界が未経験の方や特別なコネがない方は、自分の力だけで会社を探して書類選考までこぎつけ、さらにはケース面接を突破しなければならないので、かなり不利な状況に立たされてしまうことになります。
転職エージェントを利用しないと、具体的にはどのようなデメリットがあるのかチェックしていきましょう。
一般人ではコンサルの内情を把握しきれない
コンサルの業務内容はよほどのことがない限り外部に漏れることがないため、一般人では内情を詳しく把握することができません。
転職エージェントのスタッフであれば直接コンサル会社の人間ともやり取りをしているので、公には開示されていない情報なども有しているのです。
各コンサルファームがどのような人材を求めているのか転職エージェントを通して把握しておけば、転職活動をより有利に進めることができます。
自分一人ではケース面接の対策が難しい
コンサル業界では一般的なケース面接ですが普通の企業ではあまり行われない面接スタイルなので、詳しい攻略情報を自分一人で調べるのはかなり大変です。
ケース面接では論理的に思考する力を問われるだけでなく、実戦的な解決策も提示する必要があります。
そのため、経験者や知識がある者からのアドバイス無しではケースの面接の対策を行うことさえ難しいのです。
コンサル方面に強いアドバイザーがいる転職エージェントを利用すれば、ケース面接のいろはを一から教えてもらえるので、ケース面接が未経験の方は必ず利用するようにしましょう。
コンサルへ転職する時に求められる資格や能力
コンサル業界で即戦力として活躍できる人材が有している資格や能力について解説します。
以下のようなスキルや資格があると、よりコンサルへの転職活動がしやすくなるでしょう。
一定レベルの学歴と職歴
コンサルで活躍するためには、一定レベルの学歴と職歴を有している必要があります。
コンサル業界における学歴や職歴は、自身の能力を保証する意味で役に立つのです。
コンサルでは、もともとスキルの高い経営陣や管理職の人間にアドバイスを行うことになります。
そのため、学歴などでレベルの高さを示すことができないと、「その程度の人材なら社内にいる」と介入自体を断られてしまう可能性が高いのです。
外国人とビジネストークができる英語力
単なる英語の知識だけではなく、実際にネイティブとビジネス会話ができるような英語力があると、コンサル業界で活躍できる幅が広がります。
もちろん、すべての会社で英語力が求められるわけではありません。
しかし、近年では海外進出を視野に入れている企業が増えてきているため、コンサル業界でも語学に長けた人材を積極的に採用するような傾向が強まっているのです。
学歴や職歴に自信がなく、アピールできるような資格も持っていないという方は、英語力を磨くことでコンサルに転職できる可能性を高めることができます。
その他の資格やスキル
コンサルに転職する際に持っていると有利になる可能性が高いその他の資格やスキルを紹介します。
公認会計士・税理士
公認会計士や税理士の資格は、コストや経費に関するコンサルタントを行ううえで役に立つ可能性があります。
SAP、Oracle
IT技術を用いてシステムを改善したり、プロジェクトを進めたりするコンサルティング会社に応募する際には、SAPやOracleの認定コンサルタントであることをアピールするとプラスに働くでしょう。
MBA
経営戦略を立てて企業を支援するようなコンサルティングファームで働きたい場合は、MBA(経営学修士)を有していると評価が高まる可能性が高いです。
コンサルに強い転職エージェントまとめ
コンサルの仕事に興味があるというだけで転職活動が上手くいくほど、コンサル業界は甘くありません。
コンサルへの転職を果たすためには、即戦力として十分に稼働できる人材であるということを職歴やケース面接などで完璧に証明しなければならないのです。
コンサルに強い転職エージェントを利用すれば、どのような資格や能力が必要なのか教えてもらえますし、ケース面接のサポートもしてもらえます。
まずは自分が目指しているコンサルの種類を明確にし、その分野に特化している転職エージェントを探してみましょう。
- コンサル業界は特殊なため豊富な知識を持った転職エージェントの利用は必須レベル
- 転職エージェントは特化しているコンサルの種類や業界知識の多さで選ぼう
- 最もコンサルに強い転職エージェントは「アクシスコンサルティング」
- コンサルへの転職を希望している方は転職サイト「ビズリーチ」も活用しよう
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