インフラエンジニアは楽すぎるって本当?現場の声から分かった真実を解説

インフラエンジニア 楽すぎ

インフラエンジニアのことを調べると「楽すぎ」といった意見から、きついといった声まで様々です。

インフラエンジニアの仕事はマニュアル通りにこなす場合から専門的に知識が必要となる場合もあります。

そのため、すべてのインフラエンジニアが楽だと決めつけるのは難しいです。

インフラエンジニアは実際は楽なのかきついのか知りたい!
インフラエンジニアの仕事内容は?

このような疑問にお答えします。

インフラエンジニアの仕事は会社によっては楽な場合もあるのは事実です。

これからインフラエンジニアの仕事に従事したいと考えている方は参考にしてください。

この記事のまとめ
  • インフラエンジニアの負担は会社で変わる
  • インフラエンジニアはシフト交代制で残業が少ない
  • インフラエンジニアは単純なルーティンワークが多い
  • 未経験で目指すなら資格などのスキル習得が必要
目次

【楽?きつい?】インフラエンジニアの負担は会社によって変わる

インフラエンジニア 楽

インフラエンジニアの業務は、所属する会社によってその負担が大きく左右されます。
良い環境で働くためには、会社選びが重要です。

エンジニアのサポートが不十分な企業では、現場の環境が悪く、激務が待ち受けています。
特に避けるべきなのは、下請け中心のSES企業や将来を考慮しない派遣会社、評価制度の不備や低い給与の零細IT企業、夜勤・休日出勤が当たり前のブラック企業です。

これらの企業には注意が必要です。
未経験者がインフラエンジニアを目指す場合には、研修がしっかりしているかどうかは確認していきましょう。

インフラエンジニアが行う仕事内容は大きく4つ

インフラエンジニア 仕事内容

インフラエンジニアが行う仕事内容は以下の4つです。

設計 顧客の要望をヒアリングし、ITインフラの設計書や仕様書を作成します。
コミュニケーション能力が必要で、情報を的確に引き出すことが求められます。
構築 設計書通りに機器を設置・接続し、構築作業を行います。
専門知識やマニュアルの理解力が必要であり、クラウド技術の進化も考慮されています。

運用・保守 システムを安定稼働させるため、問題発生時の対応やメンテナンスなどを行います。
自己判断や技術力が求められ、マニュアルだけでは解決できない課題もあります。

監視 システムが正常に稼働しているかを監視し、問題があれば報告をします。
専門知識は必要なく、未経験者にもアクセスしやすい業務です。

インフラは運営の基礎の部分です。
不具合が起きると全てに影響があるので基本24時間体制で監視をします。

これらの業務を未経験者が少し研修した程度で一人でできるものではありません。
周りのサポート体制が整っているかは非常に重要なポイントです。

【最強?】インフラエンジニアの魅力

インフラエンジニア 魅力

インフラエンジニアの魅力について紹介します。
インフラエンジニアの魅力は以下です。

それぞれの魅力について詳しく紹介をします。

マニュアルがあり未経験者でも業務をこなし易い

インフラエンジニアの業務はマニュアルがあり、未経験者でもこなしやすいメリットがあります。
監視業務や運用・保守業務では基本的にマニュアルがあり、作業手順書に従って確認作業や対応を行います。

これにより未経験者でも業務を遂行しやすく、アラートが出ればマニュアル通りの対応を行い、アラートが解消しなければ上司に報告すれば良いため、高度な技術や知識が不要です。

これらはIT経験のない人にとっては大きなメリットです。

シフト制・交代制のため残業が少ない

インフラエンジニアは多くがシフト制や交代制の勤務形態を採用しています。
問題がなければ定時で業務が終わり、交代で業務を引き継ぐような形のため、残業は少ない傾向です。

インフラエンジニアはワークライフバランスを重視する人にとっては魅力的な仕事です。

既存技術の汎用性が高く新技術に追われるストレスが無い

インフラエンジニアは既存の技術の汎用性が高いのが特徴です。

インフラ構築の際には既存の技術や機器を組み合わせてシステムを構築するため、毎回新しい技術を身につけることが少ないです。

手順や作業が似通っていて、変化が少ないので、新技術へのストレスが軽減されます。
これにより、未経験者でも仕事に取り組みやすく、仕事の充実感も味わいやすいです。

手に職を付けることができ幅広く活躍できる

インフラエンジニアは手に職をつけることができ、そのスキルは幅広い場面で活かせます。

ITインフラに関する知識や技術は基本的な部分が仕事によって大きく変わらず、一度身につけたスキルは長期間にわたって活かすことが出来ます。

これは他のエンジニア職に比べ、汎用性のある安定したスキルを身につけることができ、将来性のあるエンジニア職といえるです。

インフラエンジにはやめとけ・きついと言われる理由

インフラエンジニア きつい理由

インフラエンジニアがやめとけと言われる理由を紹介します。
インフラエンジニアがやめとけと言われる理由は以下です。

それぞれの理由について詳しく紹介をします。

スキルアップがしにくい

インフラエンジニアにはルーティンワークが多く、スキルアップが難しいと言われることがあります。
汎用性が高い分、新しい技術を覚える機会は他のエンジニア職に比べると少なくなるのは事実です。

しかし、夜勤や空いた時間を活かして勉強し、資格を取得することでスキルアップは可能です。
どの職種も努力次第でスキルアップが可能なので、自分で目標を持つことが大事です。

単純なルーティンワークが多い

インフラエンジニアはルーティンワークが多いため、毎日同じ作業の繰り返しに飽きることもあります。
逆に言うと未経験者でできる仕事も多く、慣れるまで時間はかからないとも言えます。

しかし、毎日の積み重ねが確かな技術となり、突発的なトラブルにも臨機応変に対応できる柔軟性を培うことも可能です。
安定的なITの仕事に就きたい人はインフラエンジニアがいいです。

花形よりは裏方作業が多い

インフラエンジニアはネットの基礎の部分に従事する仕事なので自分でサービスを作ることはない裏方の仕事です。

しかし、裏方作業と見られることもありますが、インフラエンジニアの仕事は社会インフラを支える重要な役割を果たしています。

そもそもインフラエンジニアがいないと安心してサービスを出すこともできません。
地味ではありますが、その裏方作業こそが安定感と仕事の重要性を提供しています。
仕事の重要さを理解し、やりがいを見つけることでモチベーションを維持することができます。

緊急時のトラブル対応もある

緊急時のトラブル対応が多いとされますが、これは企業やサービスの状況にもよります。
従業員の多い企業では十分な人手があり、引き継いだりすることができるので、労働時間を大幅に超えて対応しないといけないわけではありません。

ただし、緊急対応をする場面は必ず出てくるので、その時にサポートしてくれる体制が整っているのかは重要です。
転職する際はサポート体制が整っているのかはしっかりと確認することをおすすめします。

現役インフラエンジニアによるリアルな声を紹介

インフラエンジニア リアルな声

現役インフラエンジニアのリアルな声を紹介します。
今回はポジティブな声とネガティブな声を紹介します。

どんな仕事にもいい面と悪い面があります。
両方の声を紹介をします。

【楽すぎ】インフラエンジニアのポジティブな声

インフラエンジニアの仕事は基本的には保守・運用・監視で、障害が発生した際に復旧するのが主な役割です。
ただし、障害が発生しない限りは待機時間が長く、オフィスでの時間は比較的暇。

頻繁な障害は少なく、仕事が忙しいと感じることは稀。
この余裕の時間を有効活用してスキルアップや個人プロジェクトに取り組むエンジニアも多い印象です。

ITの職種の中でもインフラエンジニアは比較的時間に余裕が持てると思います。

【きつい】インフラエンジニアのネガティブな声

インフラエンジニアの仕事には夜勤や休日作業が発生することも。
システムが24時間365日稼働するため、夜勤は避けられない。

シフト勤務ではあるが、休日出勤や夜勤があるため、プライベートの予定を立てにくいという課題も。
ただし、休日出勤の分、平日に休めるメリットもあり、病院や市役所が空いていたり、余裕をもって生活できる点もポジティブな側面となっています。

インフラエンジニアに向いている人・向いていない人

インフラエンジニア 向いている 向いていない

インフラエンジニアが向いている人

  • IT関連の知識が豊富な人
  • 機械をいじるのが好きな人
  • ルーティンワークが得意な人

インフラエンジニアが向いていない人

  • 地道なコツコツ作業が苦手な人
  • 夜間業務が苦手な人
  • 休日出勤を嫌う人

インフラエンジニアが向いている人は、ITに詳しく最新技術に興味があり、機器やサーバーに触れることが好きな人です。
また、コツコツとルーティンワークを続けることが得意で、地道な作業をこなすことでやりがいを感じることができます。

夜勤や休日出勤も覚悟が必要で、柔軟性が求められますが、これに耐えられる人にとっては充実感のある仕事となります。逆に向いていない人は、地道なコツコツ作業が苦手な方や夜間や休日勤務が難しい人。

しかし、企業によっては夜勤回避や固定休日を提供する場合もあります。
休日の取り決めや福利厚生面を確認し、自分に合った特徴を考慮して選択することが大切です。

最終的に、楽しさとやりがいを感じるためには、自らの適性やライフスタイルに合わせた選択が重要です。

「楽すぎ」と言われるインフラエンジニアを目指す方法

インフラエンジニア 目指す方法

インフラエンジニアを目指す方法について紹介します。

インフラエンジニアを目指す方法は以下

それぞれの方法について詳しく紹介をします。

インフラエンジニアとして必要なスキルを身に着ける

インフラエンジニアは、学習しなければならないスキルが多岐にわたります。

通常のエンジニア職と異なり、機器やネットワークの知識など、さまざまな分野にわたるスキルが求められます。
未経験者が転職を成功させるためには、まずはこれらの知識を学び、関連する資格を取得することが重要です。

知識の習得には自己学習やオンラインコース、スクールの利用など、多くの手段があります。
効果的な学習プランを組み、段階的にスキルを磨いていくことが大事です。

転職エージェントを利用して企業の紹介を受ける

転職エージェントを活用することで、未経験からでもインフラエンジニアへの転職がしやすくなります。
転職エージェントは求人情報に熟知しており、あなたのスキルや希望条件に合った企業を紹介してくれます。

エージェントを通じて企業との日程調整などをスムーズに進めることができ、効率的に転職活動を進めることが可能です。
転職エージェントを利用することで、未経験からでもインフラエンジニアを目指しやすくなります。

インフラエンジニアについてよくある質問

インフラエンジニア よくある質問

インフラエンジニアの辛いことはなんですか?

監視や運用・保守を担当する場合、交代勤務で仕事が超過することないのですが、勤務時間が安定しないのでしんどいと感じる人もいるのです。
緊急時に対応する要員だと、休日出勤や早く復旧をしてほしいと要請されることもあります。

自分の時間がとりづらいと感じる人もいるようです。

インフラエンジニアになって良いことはなんですか?

ITインフラは24時間365日稼働しているため、見張りの仕事を任されている場合は交代勤務であることが多いです。
交代勤務の場合後から来た人と交代できます。

特に問題がなければそのまま引継ぎして終わることができるので、残って仕事をすることも少ないです。

期日に追われて開発している人からすれば、楽に見えるかもしれません。

インフラエンジニアの平均年収はいくらですか?

厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、インフラエンジニアの平均年収は660万4,000円です。
同年における全産業平均の年収496万5,000円と比較すると、インフラエンジニアの平均年収は高いといえるです。

インフラエンジニアは未経験からでも目指せますか?

インフラエンジニアは未経験からでもなれますが、以下2つのことが大切です。

1. 学習しなければならないスキルが多い

2. 実務経験を積むためには積極性が必要

IT人材不足といわれている現代において、インフラエンジニアは多くの企業で求められています。
未経験からIT業界に飛び込むこともできますが、まずは勉強が大切であることを念頭におきましょう。

女性でもインフラエンジニアになれますか?

エンジニアは男性が多いというイメージがあるかもしれませんが、エンジニアとして活躍している女性も多く存在します。

IT業界は人手不足で、エンジニア自体の需要が高まっているため、ほぼ性別は関係なく、エンジニアは採用されやすい環境です。

IPAが発行している「DX白書2023」によれば、およそ8割の企業がDX人材の不足を感じているとされています。

中でも女性のインフラエンジニアは少数のため、需要は高い傾向にあります。

【まとめ】インフラエンジニアは楽すぎるって本当?

インフラエンジニア まとめ

ここまでインフラエンジニアについて解説をしました。
インフラエンジニアはIT業界の中でも時間に余裕を持ちやすい職種です。

また、ネットの基礎的な部分を作るのがインフラエンジニアなので欠かすことができない存在です。
その分、責任もあるのでやりがいがあります。

ルーティーンワークが苦にならなくて、やりがいのある仕事をしたい人はインフラエンジニアはおすすめです。

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